works > 瀬戸内ブランド推進連合
● update:Mar.31,2014
瀬戸内ブランドは、abicが手掛けた中でもっとも広域な単位を対象としたブランディング事例である。
課題は瀬戸内海に接する7県が瀬戸内の持つ魅力を共有し、それが外部へと発信され、全国レベルで瀬戸内ブランドが確立していくことである。
多様な資産をいかに規定するかに苦心したが、近代に日本に訪れた欧米人が、「内海(The Inland Sea)」という認識のフレームを与え、世界でもっとも美しい海と評価した歴史をもとに、瀬戸内のもつ多様な資産(自然、海、島々、食、歴史)を「内海文化圏」として包含することで、アイデンティティを規定した。そして、瀬戸内ブランドを冠した商品の認定作業やイベントとの連携を図りながら、瀬戸内ブランドの内外への発信が進められていった。