戦略

Japan business 2スポーツマーケティング

スポーツ局 スポーツ1部長 赤羽 由加子

スポーツ局 スポーツ1部長 赤羽 由加子

スポーツを支えて人と人をつなぐ

スポーツマーケティングの業務は多岐にわたりますが、その根幹はスポーツ選手を支え、彼らが十分な結果を残せるような環境を整えることにあります。大会招致活動のサポートなどがそれに当たりますが、マーケティングスキームを構築して協賛社を募るといった実施支援活動も私たちの仕事です。こうした地道な取り組みが、選手の育成強化や大会の開催にもつながっていると感じています。実際に2016年には「世界柔道選手権2019」を東京で開催することが決定しました。

ここ数年は、選手自身と応援してくれる皆さんをつなぐ取り組みにも力を入れています。選手が協賛社の方々に感謝の気持ちを直接伝える機会をつくったり、大会が開催されない地域や被災地などを選手が訪問して、子どもたちと触れ合う場を設けたりすることは、長期にわたってスポーツを支えてくれるファン層を育むことにつながり、選手自身にも大きな励みとなっているからです。

ステークホルダーとの連携が成功への鍵

スポーツマーケティングの実施にあたっては、放送やマーケティング、興業などに関連するさまざまな権利が必要となります。これまでの実績などを評価いただき、電通は多くの権利を取扱いさせていただいています。もちろん、私たちだけですべてを完結できる訳ではありません。
世界選手権の招致活動であれば、開催の数年前から海外の競技連盟や国内の競技団体、放送局など、さまざまな関連団体、企業との密接なコミュニケーションとチームワークが求められます。そして晴れて招致が実現すれば、次は開催地や協賛社、そしてもちろん選手など、さらに多くの関係者や団体と連携しつつ、開催に向けた活動を進めていくことになります。私たちの仕事は、常にステークホルダーの皆さんに寄り添っていくことが基本にあるのです。

2016-17シーズンには、英国パフォーム・グループのサービスを通じて、バレーボールプレミアリーグの全試合ライブ配信を開始しました。スポーツを好きな時に、好きな場所で楽しめる環境を整えることは、若い世代のファン層の獲得につながると期待しています。また、海外でのスポーツマーケティングでは、DANとの連携も視野に入れています。

2020年に向けて

電通では現在、多くの部署で「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会」の開催に向けた取り組みを進めています。私たちは、選手の皆さんに最高のステージを用意するとともに、選手を取り巻く環境を整えることで、2020年に素晴らしい結果が残せるよう、精一杯支援していきます。また2020年以降も、スポーツが社会にさらなる価値を生み出すことができるよう、多くのステークホルダーと協業しながらスポーツの振興と意義向上に尽力していくつもりです。

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