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2013年 日本の広告費|背景

背景

  1. 2013年( 平成25年) の日本経済は、長期にわたるデフレと景気低迷からの脱却を目標とする「アベノミクス」効果によって景気回復が続いた。特に日銀による量的質的な「大胆な金融緩和」によって円高是正が進み、輸出関連企業の採算向上につながった結果、株高に拍車がかかった。これを背景に、資産増大効果などを通じて消費者のマインドが改善、個人消費や住宅投資の回復につながった。実質国内総生産(GDP)は、1-3月期が前期比1.2%増、4-6月期が1.0%増と高い成長率を達成、7-9月期は0.3%増と、10-12月期も0.3% 増とプラス成長が続き、2013年のGDP 成長率は実質で1.6%、名目で1.0%となった。
    企業収益は、2013年度上期(4-9月期)の全産業売上高(金融を除く)が前年同期比10.7%増、連結経常利益が42.4%増となった。円安などを追い風に企業業績は大幅に改善した形となった。2014年4月の消費増税前の駆け込み需要の取り込みやアメリカの金融緩和縮小による一層の円安傾向などが企業収益を牽引した。
    円相場は円安基調が鮮明となった。月中平均で1月に1ドル= 89円台でスタートした後、円安が進み、年末終値は105円台と約5年ぶりの円安水準となった。 株価は円安を好感した市場の期待を背景に大きく上昇した。日経平均は1月に1万750円でスタートした後、夏場は足踏み状態が続いたが秋以降に再び株高に転じ、年末終値は1万6,291円と約6年ぶりの高値をつけた。
  2. 消費関連では、百貨店の売上高は景気回復に伴い高額品を中心に好調で概ね2012年を上回って推移した。スーパーも6月以降、比較的順調な月が続き、11月までの統計では8月から4 ヵ月連続で前年を上回った。コンビニはたばこなどの非食品分野の販売低調が響いて前年割れの傾向が続いた。家電は、夏の猛暑を追い風にエアコンの売れ行きが伸びた。電気冷蔵庫も前年に続いて増勢を維持、電気掃除機や換気扇、空気清浄機も健闘した。AV 機器では、薄型テレビの国内出荷が前年割れ、ブルーレイレコーダー/プレーヤーも不振だった。デジタルカメラはミラーレス一眼などのレンズ交換式の国内出荷台数は順調だったが、レンズ一体型が前年割れした。携帯電話端末では、2012年好調だったスマートフォンが4-9月の出荷数が1,216万台で15%減となった。パソコンは法人需要が好調だったが、4-9月の出荷台数が前年同期比8%減と落ち込んだ。タブレット端末は4-9月の出荷台数が前年同期比77%増の342万台と大きく増加。国内新車販売は軽自動車市場が拡大し、年間で前年比0.1%増と2年連続で前年を上回った。住宅着工戸数は11月までの統計で15 ヵ月連続の増加となり、1-11月の累計着工戸数が前年同期比10%増と好調だった。マンション発売戸数も首都圏を中心に伸長した。住宅市場は景気回復と消費税増税前の駆け込み需要などにより全体に盛況だった。サービス関連では、外食はファミリーレストランとディナーレストランの売上高が堅調だったが、ファストフード、居酒屋とも不振。旅行は国内が堅調だったが、海外は円安による割高感が響いて旅行者数は前年を下回った。訪日外国人数が初めて年間1,000万人を突破した。テーマパークは開園30周年を迎えた東京ディズニーリゾートが前年に続いて好調、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンも健闘した。
    2013年のヒット商品としては、【食品・飲料】では、高価格PB 商品の食パンが大ヒット。1人用の固形タイプの鍋用調味料も人気。また、野菜チップスが健康志向の高い中高年層などの需要を獲得した。B級グルメブームも継続した。1杯100円台で淹れたての本格コーヒーが味わえるコンビニコーヒーが大ブレーク。トクホの缶入りコーヒーが注目を集めた。エナジードリンクが有力メーカーの相次ぐ参入もあって大きく需要を伸ばした。ホット炭酸飲料が意外性から話題を集め、売上も好調だった。【アルコール飲料】では、高価格のプレミアムビールや、大麦や麦芽などの原料を使用した第3のビールがヒット商品となった。【医薬品】では、眠くなりにくく効き目も高いスイッチOTC の花粉症薬が支持を集めた。【化粧品】では、ヘアカラーチョークが若年女性に人気となったほか、メーク落としの煩わしさを解消した化粧下地の売れ行きが好調だった。爪に貼るネイルシールも大流行となった。トイレタリー分野でも洗浄時間が5分という衣料用液体濃縮洗剤が人気を呼んだ。【ファッション・アクセサリー】では、足指セパレート機能のレッグウェアが人気となった。消臭機能などに加えて男性用にはドライ機能、女性用には放熱機能を付加した機能性インナーがヒットした。伊の高級ニットブランドが展開する四つ葉模様の刺しゅうブレスレットがブームとなった。【精密機器】では、景気回復により高級腕時計の販売が絶好調。【家電】では、油を使わずに揚げ物ができる調理家電が大人気となった。また、布団専用クリーナーや、目もと専用マッサージ機なども健闘した。【AV 機器】では、スマートフォンやタブレットの音楽を無線で再生できるブルートゥーススピーカーが若年層を中心にヒット。オリジナルに近い音源を再現できる高音質のハイレゾ対応のヘッドフォンステレオがオーディオマニア層の人気を獲得した。フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ4K テレビが注目された。【自動車】では、ハイブリッド車と軽自動車が好調だった。【ゲーム関連】では、スマートフォン向けゲームアプリ「パズル&ドラゴンズ」が大人気となった。トレーディングカードを用いた女児向けアーケードゲーム「データカードダス アイカツ!」が大ブームとなった。【情報・通信分野】では、「iPhone5s/c」が大手携帯キャリア3社で発売されるようになり大きな話題となった。タブレットでは、より小型の7インチ前後の端末が好調だった。「LINE」の快進撃が続き、全世界の登録数が3億人を突破。【出版】は、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』、『海賊とよばれた男』、『医者に殺されない47の心得』、『聞く力 心をひらく35のヒント』、大きな話題となったTVドラマ「半沢直樹」の原作『ロスジェネの逆襲』などが上位を占めた。コミックでは『進撃の巨人』が大ヒットした。【映画】は『風立ちぬ』が興行収入120億円を獲得したほか、『モンスターズ・ユニバーシティ』、『ONE PIECE FILM Z』も健闘。【商業施設関連】では、「東京スカイツリー」人気が続き、改装オープンした新歌舞伎座が話題を呼んだ。大阪では「グランフロント大阪」、日本一の超高層ビル「あべのハルカス近鉄本店」が人気スポットとなった。【旅行・レジャー関連】では、世界文化遺産となった富士山に登山客が殺到。60年ぶりの大遷宮の出雲大社と20年ぶりの式年遷宮の伊勢神宮も人気となった。JR 九州の豪華寝台列車「ななつ星in 九州」が注目を集めた。
  3. 2013年の広告環境では、「アベノミクス」による円安、株高など背景にした景気回復基調で日本経済の明るい展望が開けたことが挙げられる。また消費税増税の決定や2020年の「東京オリンピック・パラリンピック」開催決定などがあったことで消費マインドにも変化がみえたことがポイントである。

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