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メディアイノベーション・ラボ

インサイトメモvol.2 世代論から紐解く「オーディエンス・インサイト」〜76世代から96世代の「情報入手ツール」の違い〜

今回は、世代ごとの主な「情報入手ツール」の違いをご紹介します。

76世代(ナナロク世代、1976年前後生まれで現在34歳前後)は、PCから多くの情報を得て、それに基づいてライフスタイルを確立してきた世代です。76世代が成人を迎えた頃、PC 用OSのWindows95が誕生しました。これにより、PCはネットの膨大な情報に本格的にアクセスできるツールとなりました。大学生時代にさしかかっていた76世代は、この強力な武器を手にし、テレビでなくPCから最先端情報を入手するようになりました。

76世代がPC世代であるのに対して、86世代(ハチロク世代、1986年前後生まれで現在24歳前後)はケータイ世代です。86世代はPCで行えることのほとんどをケータイでこなすようになった「ニュージェネレーション」です。86世代が高校生になった頃、NTTドコモの「iモード」が誕生しました。これにより、86世代はケータイでネットの世界を知り始めました。2004年には同社より「パケホーダイ」サービスも登場し、携帯での情報行動をさらに促進させることとなりました。彼らはどこへ行くにもケータイを持参し、自宅内でさえケータイを「携帯」し、24時間常時ネット接続の環境を手に入れました。こうして、86世代の主たる情報デバイスの座は、ケータイが占めることになったのです。

96世代(キューロク世代、1996年前後生まれで現在14歳前後)は、現在中学生で、メディアの器にとらわれず、複数のデバイスを縦横無尽に使いこなすマルチデバイス世代です。彼らは、動画にも対応するiPodの登場、ネット接続機能も持つポータブルゲーム機の誕生、そして地上テレビ放送も見られるワンセグ携帯など、さらに多岐にわたる情報機器に囲まれた環境の中で育ちつつあります。まだ中学生ということで、ケータイを買ってもらえない子は、リビングにある家族共用のPCなどをいじって遊びます。96世代は、マニュアルは不要。感覚だけでPC、ネットも使いこなします。

以上のように、初めて接触したデバイスが何であるか、またどのデバイスで重点的にコミュニケーションをしてきたかにより、世代ごとのメディア・リテラシーが大きく分かれているのです。

76世代から96世代の「情報入手ツール」の違い

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