| 広告景気年表 |
| 1994年 | 99/3 |
1994年
■ 経済白書 副題(1994)
厳しい調整を越えて新たなフロンティアへ
■ 経済概況(1994)
長期低迷を続けていた日本経済は,平成6年になって資産価値の下落,設備の過剰など多くの不況後遺症を抱えるなか,6月以降,所得税減税,夏の猛暑,円高を主因とした価格低下などから,個人消費が部分的ながらも盛り上がり,生産活動も増勢に転じ,企業収益にも改善傾向が見られるなど,ようやく緩やかではあるが景気回復の傾向が出てきた。
| 経済成長率 | 名目 0.8% | 実質 0.6% |
| 民間最終消費支出 | 名目 2.7% | 実質 1.9% |
| 民間企業設備投資 | 名目 -7.6% | 実質 -5.3% |
| 輸出 | 名目 0.5% | 実質 4.6% |
| 消費者物価 | 0.7% |
■ 日本の広告費(電通調査)(1994)
○3年ぶりに前年を上回った。
○自動車・関連品やサービス・レジャーの広告が活発化。
億円 |
対前年比(%) |
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| 総広告費 | 51,682 | (100.8) |
| 新聞 | 11,211 | (101.1) |
| 雑誌 | 3,473 | (101.6) |
| ラジオ | 2,029 | ( 96.0) |
| テレビ | 16,435 | (103.4) |
| SP | 18,409 | ( 98.7) |
| ニューメディア | 125 | (105.0) |
■ 政治・経済・業界(1994)
×アメリカ,カナダ,メキシコによる北米自由貿易協定(NAFTA)が発効。 欧州連合(EU)の12カ国と欧州自由貿易連合(EFTA)の5カ国が参加して欧州経済地域(EEA)が発足(1.1 )。
○衆議院への小選挙区比例代表制の導入を柱とする政治改革関連法案が,衆参両院本会議で可決,成立(1.28)。
○政府が,所得・住民税減税の先行実施,公共投資の拡大などを柱とする総額15兆2500億円の総合経済対策を決定(2.8 )。
○スーパー最大手のダイエーが,忠実屋,ユニードダイエー,ダイナハの3社を吸収合併(3.1 )。スーパーとしては北海道から沖縄までをカバーする日本初のナショナルチェーンを実現。
○政界再編が進む中,首相の交代が相次ぐ−1億円借り入れ問題などから細川首相が辞任を表明(4.8 )。新生党の羽田氏が連立与党などの支持を受け衆参本会議で首相に指名(4.25)。新生党,日本新党,自由党と衆院会派「改革の会」が,衆院の統一会派「改新」を社会党抜きで結成(4.25)。社会党が連立政権離脱を表明(4.26)。少数与党の羽田内閣が発足(4.28)。羽田内閣が総辞職を表明(6.25)。自民党,社会党,新党さきがけ擁立により,社会党の村山首相が誕生(6.29)。共産党を除く野党により,所属国会議員 200人を超える「新進党」が旗揚げ(12.10 )。
○円高が加速し,1ドル=99円93銭(東京・終値)となり戦後初の 100円を突破(6.27)。11月には1ドル=96円40銭と戦後最高値を更新(11.2)。
×核問題解決への米朝交渉が進む中,北朝鮮の金日成主席が死去(7.8 )。平壤放送は,金正日書記による全権力の継承が決定された事を伝える(7.12)。
○アジアの拠点をめざす,関西国際空港が開港(9.4 )。
○城南信用金庫が懸賞金付き定期預金を発売(11.7)。
○経済企画庁が,景気の谷は「93年10月」と発表(11.17 )。今回の不況期間は30カ月に。
○JT株上場(11.27 ),初値は 119万円と低調。
○9月中間決算の東証1部上場企業 715社の業績は,売上高は 1.6%減少だが,経常利益は 2.3%増加で4年ぶりの増益となる(和光経済研究所調べ)。
○勤労者世帯の94年平均実収入が名目値で初の減少となる(家計調査)。
■ マスコミ・広告・媒体(1994)
○NTTは,2015年までに45兆円の資金を投入し,全加入者回線の光ファイバー化をめざすなど,マルチメディア時代に向けた基本構想を発表(1.12)。
○郵政省が,通信政策局内に「マルチメディア振興室」を設置(3.1 )。文部省も政策課に「マルチメディア政策企画室」を設置(6.20)。
○郵政省の「有線テレビジョン放送の現況」(3月末現在)によると,都市型CATVの施設数は 148施設で,受信契約者数は約 163万世帯(対前年比51.5%増)となる。
○関西からの情報発信機能強化をはかるため,全国の新聞,通信,放送58社により「関西プレスクラブ」を発足(5.18)。
○民放連,新聞協会など著作権利者20団体で構成する「マルチメディア問題に関する著作権連絡協議会」が発足(7.1 )。
○PCM音声放送のピーシーエム・ジパングコミュニケーションズとニッポンミュージックコングレスが合併。ジパング・アンド・スカイコミュニケーションとなる(10.1)。
○TOKYO FMがFM文字放送「見えるラジオ」の本放送開始(10.1)。
○ニールセン・ジャパンが機械式個人視聴率調査を開始(11.1)。
○都営地下鉄で一部を除き,車内や駅のホームでAMラジオの聴取が可能となる(11.1)。
○市町村を放送エリアとするミニFMのコミュニティー放送の開局が相次ぐ−1992年12月に第1号が開局,94年は6局が開局し合計12局となる。
■ 媒体の発足(1994)
○鹿児島読売テレビ(KYT)4.1 開局。
○エフエム栃木 4.1開局。
○テーマを絞ったセグメント誌を中心とした創刊誌が注目を集める。
男性誌−「type」キャリアデザインセンター5.10,「PAN・JA」扶桑社6.25,「PENTHOUSE JAPAN 」ぶんか社 11.30など。関西版情報誌−「Kansai Walker」角川書店6.28など。健康情報誌−「日経ウエルネス」日経BP社10.8など。コンピューター関連情報誌−「日経Click」日経BP社10.8,「WIRED」同朋舎出版 11.21など。家庭用ゲーム誌−「Game Walker」角川書店9.22,「The Playstation」ソフトバンク 11.29など。
○「月刊Asahi」朝日新聞社,「ル・クール」学習研究社,「マダム」鎌倉書房などが廃刊。
○テレビ局数 120局(1局増)
○ラジオ局数 92局(1局増)
○創復刊誌数 157誌,休廃刊誌数 120誌
■ 媒体普及率(1994)
| テレビ契約数 | 34,701,008 |
| (うち,衛星) | (5,862,530 ) |
(NHK契約世帯数)
| カラー普及率 | <99.0%> |
| VTR普及率 | <72.5%> |
(消費動向調査)
■ 国内10大ニュース(1994)
○全国各地で記録的な猛暑,水不足が深刻化
○日本人初の女性宇宙飛行士・向井千秋さん,宇宙へ(7.8 〜23)
○政権交代が相次ぎ首相が3人,自民・社会・さきがけ連立の村山政権誕生(6.30)
○円レート,戦後初の 100円突破(6.27)
○価格破壊が進行
○平成コメ騒動
○関西国際空港が開港(9.4 )
○中華航空機が名古屋空港で着陸に失敗,炎上, 264人死亡(4.26)
○大江健三郎氏にノーベル文学賞(10.13 )
○松本市で有毒ガス「サリン」発生,7人が死亡(6.27)
■ 海外10大ニュース(1994)
×ルワンダ内戦で難民 200万人
×アメリカの中間選挙で野党・共和党が大勝(11.8)
×南アフリカで全人種参加の初の制憲議会選挙実施(4.26〜30),ネルソン・マンデラ大統領が誕生(5.9 )
×北朝鮮の核問題と金日成首席の急死(7.8 )
×中東和平の前進,イスラエル・ヨルダン平和条約調印(10.26 )
×バルト海でフェリー「エストニア号」沈没,死者・不明者 900人超す(9.28)
×ドロ沼化するボスニア・ヘルツェゴビナ内戦
×アメリカ軍のハイチ進攻を回避,民政復帰(10.15 )
×北アイルランド紛争に和平の兆し,アイルランド共和軍が停戦(9.1 )
×英仏海峡の「ユーロトンネル」が開通(5.6 )
■ 世相・風俗(1994)
○“観測史上最も暑い夏”−全国各地で最高気温を更新。プールは人気となるが,遊園地などの屋外施設は入場者が減少。ミネラルウォーター,ビール,エアコン,水着など夏の商品が爆発的に売れる。暑さのために熱中症で倒れる人が続出。
○プロ野球を中心にスポーツ界に話題が集まる−セ・リーグで史上初の同 率最終日決戦,日本シリーズで長島巨人が初の日本一に(10.29 ),オリックスのイチロー選手が振り子打法で史上初の 210安打を記録。F1レーサー・アイルトン・セナ選手がサンマリノGPで死亡(5.1 )。2場所連続全勝優勝で貴乃花が横綱に(11.23 )。広島でアジア競技大会開催(10.2〜16)。
○平成コメ騒動−93年産米が大凶作となり,94年に入ると「コメが無くなる」との情報が全国を駆け巡り,米屋やスーパーの店頭からコメが姿を消した。緊急輸入米が売り出されるが,人気はいまひとつで,逆に国産米指向が強くなり,国産のヤミ米が高騰。この現象も4月以降には鎮静化。
○「いじめ自殺」が深刻化−いじめを苦に愛知県の中学生が克明な遺書を残し自殺(11.27 )。全国の家庭や学校関係者に衝撃を与えた。
○この年は,一般人のピストル被害が増加,バラバラ殺人事件も相次ぐ。松本サリン事件,「悪魔ちゃん」命名事件,屋台村ブーム
■ 消費者・住民運動・公害(1994)
○日本でも欧米並みの強い酸性雨が降り,樹木の立ち枯れ現象の原因になっている可能性が高いことが明らかとなる(環境庁調べ)。
○全国規模でボランティア活動を進めている「全国福祉協議会」「日本青年奉仕協会」など11の民間団体が,全国組織「広がれボランティアの輪連絡会議」を結成(6)。
■ 時の商品・新製品(1994)
○進む円高により,国産商品より割安な輸入商品などが注目を集める−輸入ビール,輸入コーラ,輸入車,PB商品,格安海外旅行,海外委託生産の低価格コンパクトカメラなど。
○新技術に裏打ちされた−通信モデム内蔵カメラ一体型VTR,カーナビゲーションシステム,レンズ交換のできる高級コンパクトカメラ,携帯情報端末,ワイドテレビ,高機能スーツ,透けない白い水着など。
○規制緩和に伴い−売り切り携帯電話,定期借地権付き住宅,懸賞金付き定期預金など。
○注目を集めた商品−家庭用32ビットゲーム機,パソコン通信,パーソナルファクス,CD−ROMソフト,テレビパソコン,逆輸入車,小型RV車,生前給付特約付き保険,24時間風呂装置,低価格一眼レフカメラ,通信カラオケ,ハンディカラオケ,家庭用生ごみ処理器,携帯用MDプレーヤー,電動自転車,節水型電気洗濯機,焼きたて直送パン,イカスミ食品(パン,スパゲッティ,ポテトチップスなど),ニンジンジュース,無糖茶飲料,抗菌文具,消音ピアノ,パワーセンター,志摩スペイン村
■ テレビCM(1994)
NTT移動通信網・ムーバ<課長・島耕作>宅麻伸,日本移動通信・タックスミニモ<きっと,IDO>安田成美,ツーカーセルラー東京<ミチコと話す編>本木雅弘,国際電信電話<安いがイチバン>西田敏行,谷啓,日本電気・98MULTI<スグできる>大地康雄,有田気恵,東芝・ワイドバズーカ<鋭い輝き>,ニッセン・カタログ<見てるだけ〜>石田えり,田嶋陽子,人村明美,サントリー・ボス<会議編>矢沢永吉,サントリー・CCレモン<公園で「イエ〜」>,ポッカ・ラバットアイスビール<青空編>,キリンビール・一番搾り<すきやき>緒形拳,鈴木杏樹,宝酒造・タカラカンチューハイDX<すったもんだが,ありました>宮沢りえ,湖池屋・ドン・タコス<ストリート・オブ・ドン・タコス>,三洋電機・新テブラコードるす<つよし君とふとし君とけが>所ジョージ,JR東海・京都キャンペーン<そうだ京都,行こう>,第一生命・キーパープラン<死んでからじゃ,おそい>泉谷しげる
■ 新聞広告(1994)
・44道府県が「全国地域情報発信推進協議会」を結成。新聞15段を使った各県のPR広告が全国59紙で展開(7〜'95.3 )−山口県<東京卒業>,新 潟県<環日本海。>,香川県<高松県とか言わないでね。>など。
NTT移動通信網<きょうから,ドコモ値下げ。>,東京デジタルホン<値下げ>,関西国際空港・開港告知<西まわりで,ふるさとへ。>横綱曙,マイクロソフト・オフィス<世界なんて一瞬で変わる。>,シャープ・ザウルス<欲しいときに,すぐ取れなきゃ情報といえないじゃないか。>,日本アイ・ビー・エム・PS/V Vision <かんたんパソコン>,サントリー・南アルプスの天然水<主婦のための水問題>,あき缶処理対策協会<リサイクルは簡単でなければ,ブームで終わる。>,メルセデス・ベンツ日本<人は誰でもミスをする。>,西武百貨店<安いものはほしくない。安くなったものがほしい。>,日本橋三越<安くは,ありません。>,日本即席食品工業協会<インスタントラーメン正誤表>,BMWジャパン<独走>
■ 話題のテレビ番組(1994)
○他局より少しでも早くスタートして視聴率を獲得しようとの狙いから,中途半端な時間から始まる番組が増加−マジカル頭脳パワー!!(NTV,19:54 〜),きょうの出来事(NTV,22:55 〜),どうーなってるの?!(CX,9:55〜),浪漫紀行・地球の贈り物(TBS,22:25 〜)など。
○“早朝番組競争”が激化−日本テレビの「ジパングあさ6」「ズームイン!!朝! 」に対抗して4月から「めざましテレビ」(CX),「ニュースもぎたて朝一番」(TX)が参入,10月からは「やじうま6」(ANB),「ザ・フレッシュ」(TBS)が参入。
○スポーツ中継にこの年も人気が集まる−セ・リーグの優勝がもつれたナイター中継,日本シリーズ中継,ボクシング・バンタム級の薬師寺対辰吉戦など。サッカー・Jリーグ中継はプロ野球人気にやや押され気味。
○料理の鉄人(CX系),チューボーですよ!(TBS系)などの料理バラエティー番組が話題となる。
○視聴者から情報を募るバラエティー系番組「投稿!特ホウ王国」(NTV系)がヒット。
○ドラマでは,「同情するなら…」が流行語となった「家なき子」(NTV系),タイトルが話題となり,いじめ問題を描いた「人間・失格」(TBS系)がヒット。「妹よ」「29歳のクリスマス」(CX系)なども話題となる。
○地方局が制作した番組を全国ネット化したり,地方局が制作したドラマを地方だけで放送するという動きが広がる。
○関西テレビが,Jリーグの 中継に,CM中にも試合中継を流す実験放送を実施(5.15)。
○12年にわたり年間視聴率の「三冠王(全日,ゴールデン,プライム)」を続けていたフジテレビを抜いて,日本テレビが94年年間視聴率の「三冠王」を獲得。フジテレビもゴールデンとプライムは同率で「二冠」は死守。
■ NHK(1994)
《ぴあの》 25.5% 《春よ,来い》 24.7%(10〜'95.9 )
<花の乱> 13.9%(4〜12)
○日曜日の朝8:30から小・中学生をターゲットに「週刊こどもニュース」をスタート(4.10)。子供たちの間で話題となる。
○恐竜ブームにのり,「NHKスペシャル」では「生命・40億年はるかな旅花に追われた恐竜」「これが恐竜だ!」「“巨大”生命システムの謎〜草食恐竜」などを放映(7〜8)。
■ 流行語(1994)
人にやさしい政治,新・新党,価格破壊,規制緩和,内外価格差,空洞化,大往生,すったもんだがありました,同情するなら金をくれ,イチロー,マルチメディア,インターネット,デリバティブ,関空,契約スチュワーデス,不惜身命,トンちゃん,猛暑,水不足,サリン,平成コメ騒動,○○の鉄人,コギャル,茶髪,ゴッドハンド,いじめ,就職氷河期
■ 流行歌(1994)
レコード大賞:MR.CHILDREN<innocent world>
歌唱賞:川中美幸
最優秀新人賞:西尾夕紀 海峡恋歌
新人賞:Be−B,水田竜子
innocent world
ロマンスの神様
恋しさと せつなさと 心強さと
Don't Leave Me
空と君のあいだに/ファイト!
Hellow,my friend
survival dAnce 〜no no cry more〜
あなただけ見つめてる
Boy Meets Girl
世界が終るまでは…
TRUE LOVE
IT’S ONLY LOVE/SORRY BABY
愛が生まれた日
○ミリオンセラーはシングルが'93年より1曲多い18曲,アルバムは同数の8曲。オーディオレコードの生産数は'93年より3%減の4億 400枚に止まる。
■ 話題の映画(1994)
洋画
クリフハンガー
トゥルーライズ
シンドラーのリスト
ライオン・キング
パーフェクト・ワールド
邦画
平成狸合戦ぽんぽこ
ゴジラVSメカゴジラ
男はつらいよ/釣りバカ日誌6
94春東映アニメフェア,ドラえもん のび太と夢幻三剣士/他
ヒーローインタビュー
○立地条件や定員などの規制緩和により,シネマコンプレックス(複合映画館)の開館が相次ぎ,'76年以来18年ぶりに映画館数が増加となる。年間映画入場者数は減少傾向が止まらず。
○松竹が映画ファンド第1号の「映画ファンドNo.1」を設立(11.28 )。松竹の他,第一勧業銀行,三井物産,富士通,ロッテなど32社が投資。
■ ベストセラー(1994)
日本をダメにした九人の政治家
大往生
マディソン郡の橋
遺書
FBI心理分析官
ファイナルファンタジー6
天使の自立(上・下)
ガン再発す(逸見政孝・晴恵)
「超」整理法(野口悠紀雄)
日本一短い「母」への手紙
○大江健三郎氏のノーベル文学賞の受賞が決定(10.13)。
○「マディソン郡の橋」(初版からの累計222万部),「ワイルド・スワン(上・下)」(上・下累計210万部),「南仏プロバンスの12か月」(累計60万部),「完全自殺マニュアル」などが2年連続の売れ行き良好となる。
○「『超』価格破壊の時代」「超恐慌」などの「超」を冠にしたビジネス書,浜田幸一「日本をダメにした九人の政治家」,後藤田正晴「政と官」,武村正義「小さくともキラリと光る国・日本」などの政治家本が, '93年暮れからこの年にかけ続々登場し,注目を集める。
■ 話題のマンガ(1994)
○漫画文庫本ブーム− '93年7月秋田書店が「ブラック・ジャック」を文庫化, 700万部の売れ行きに触発され,朝日新聞社「サザエさん」,中央公論社「プロゴルファー猿」,日本文芸社「いなかっぺ大将」,小学館「ドラえもん」,アース「赤胴鈴之助」,講談社「夏子の酒」,スコラ「エリア 88」,角川書店「ロストワールド」などが相次ぎ登場。
○プロだけではなく,一般の若者を対象とした新たな漫画コンクールが注目を集める−パルコのPR誌「GOMES」による「GOMESマンガグランプリ」,ソニー・マガジンズ主催の「コミック・オーディション」。
今日は元気か(モーニング),赤ちゃんと僕(花とゆめ),金田一少年の事件簿(少年マガジン),修羅の門(月刊少年マガジン)
■ ファッション(1994)
○若い女性にミニスカート・パンツが復活。プラットフォーム・シューズが人気となる。
○夏には透けない白い水着がヒット。
○ビジネスマンに三つボタンスーツ,襟ベストのスリーピース,高機能スーツが浸透。
■ 気象状況(1994)
○4月以降,全国的な高温と少雨が続き,空梅雨から7〜8月には全国各地で統計開始以来の記録を更新する猛暑となる−日最高気温では山形で40.8C°(7.25),天竜で40.6C°(8.4 ),八開(愛知)で40.3C°(8.5 )などを記録。6〜8月の真夏日の日数では大阪で70日,名古屋66日,福岡64日,東京53日。給水制限や断水を行った都道府県は40にも及んだ。11月半ばを過ぎても九州,中国地方を中心に給水制限が続いた。
○釧路で震度6を記録,北海道東部を中心に 200人以上が重軽傷,北方4島でも多数の死傷者を出したM8.1 の「北海道東方沖地震」(10.4)。青森,岩手を中心に死者2人,負傷者 300人以上を出したM7.5 の「三陸はるか沖地震」(12.28 )など,この年も地震が相次ぐ。
×ロサンゼルス市を中心とした南カリフォルニア一帯でM6.8 の「ロサンゼルス地震」が発生(1.17)。死者61人,負傷者 9,000人以上。