広告景気年表
1997年 99/3

1997年

 

経済白書 副題(1997)

改革へ本格起動する日本経済

 

経済概況(1997)

平成9年の日本経済は、年後半に景気が停滞した。前年からの景気回復基調に消費税率引き上げ前の駆け込み需要が加わって,3月までは個人消費が盛り上がった。4月以降は消費税率引き上げ,特別減税廃止,医療費負担増などで消費が低調になり,秋以降に株価の急落,金融機関の相次ぐ破綻などから景況感は一段と悪化した。住宅着工,新車販売,百貨店・スーパー売上高などが軒並みマイナスとなった。

経済成長率 名目 1.9% 実質  1.6%
民間最終消費支出 名目 2.2% 実質  0.5%
民間企業設備投資 名目 8.1% 実質  9.0%  
輸出 名目 13.3% 実質 11.6% 
消費者物価        1.8%     

 

日本の広告費(電通調査)(1997)

○テレビが全体を牽引し,雑誌が高い伸びを続けた。
○ニューメディアもケーブルテレビを中心に3年続けて2ケタの伸びとなった。

   

億円

対前年比(%)

総広告費 59,901 (103.8)
新聞 12,636 (102.1)
雑誌 4,395 (107.9)
ラジオ 2,247 (103.0)
テレビ 20,079 (104.8)
SP 20,348 (103.1)
ニューメディア 196 (112.6)
インターネット 60 (381.3)

 

政治・経済・業界(1997)

大手証券会社が総会屋への利益供与を認める(3.6 )。この事件を発端に次々と総会屋と金融機関,大手企業との不正が発覚,トップの逮捕が相次ぐ。

○消費税率5%に引き上げ(4.1 )。

○金融制度調査会,証券取引審議会,保険審議会が日本版ビッグバンの実現

を目指す報告書を三塚蔵相に提出(6.13)。

×タイは通貨バーツの実質的な切り下げを実施(7.2 )。これをうけ東南アジア各国では,外貨流出や通貨下落が相次ぎ,日本のアジア向け輸出に影響。

×米マイクロソフトとアップルコンピュータが資本・技術提携を発表(8.6 )。

○改正保健法がスタート(9.1 ),本人負担は2割に。

○ヤオハングループの中核であったヤオハンジャパンが倒産(9.18)。

○97年の企業倒産負債総額は前年比75.4% 増の14兆 209億円で過去最高となる。

○行政改革会議(会長・橋本首相)は現在の22省庁を1府12省庁に再編する内容の最終報告を決定(12.3)。

○生保として戦後はじめての経営破綻となった日産生命保険(4.25)をはじめ,三洋証券(11.4),北海道拓殖銀行(11.17 ),山一証券(11.24 )など金融機関の破綻が相次いだ。

○消費税増税が影響して住宅着工数,新車登録台数,百貨店・スーパーの売上高など,いずれも減少。

○携帯電話が急速に普及,年間で 1,057.7万台増(累計 2,874.5万台),PHS は 205.7万台増(累計 699.4万台)となり,移動電話の普及台数は 3,573.9万台に。

○株や円は6月に年間最高値をつけたものの,景気低迷や金融不安を反映し,株価は12年ぶりの低水準(15,258円),円相場もアジア通貨危機などがさらに重なり 129円台の安値で終わる(12.30 )。

○日本経済は,第1四半期(1 〜3 月)は消費税引き上げ前の駆け込み需要で個人消費が盛り上がるが,第2四半期はその反動と税率アップの影響で個人消費が低迷,第1次石油ショック以来のマイナス成長(前期比年率−10.6% )を記録,第4四半期もマイナスとなるなど,景気が停滞。月例経済報告からは18カ月間続いた「回復」の文字が消え,日銀の短観12月調査では企業の景況感がさらに悪化。

 

マスコミ・広告・媒体(1997)

○ソフトバンクと豪ルパート・マードック・ニューズは,両社の合併会社が取得したテレビ朝日の株を朝日新聞社へ売却することで合意(3.3 )。

○民放連,ラジオ新時代キャンペーンを展開,ラジオの活性化を図る(4 月〜)。

○ビデオリサーチが関東地区で機械式個人視聴率調査を本格的に開始(4.1 )。

○2005年の万国博が愛知県瀬戸市に決定(6.12) 。

○福岡放送(6.10)および北陸放送(7.22)のCM間引きが相次いで発覚。

○ハイビジョン対応テレビ受像機の出荷台数が累計で 100万台を突破(7.31)。

○鳥取県境港市で「夢みなと博」(7.12〜9.28),宮城県仙台市で「国際ゆめ交流博」(7.19〜9.29)が開催される。

○フジテレビが民放TV局として37年ぶりに東証一部に上場(8.8 )。

○CSデジタル放送「パーフェクTV」と98年放送開始予定の「JスカイB」が業務の一部を提携することを表明(8.24)。

○日本たばこ協会は,98年4月からたばこ銘柄のテレビ・ラジオCMを自粛する方針を発表(9.30)。

○CATVの受信契約者数が 500万世帯となり,全世帯に占める普及率も11.2%となる(10.3)。

○CSデジタル放送のディレクTVが開局(12.1)。

○人気アニメ「ポケモン」(テレビ東京系)を見ていた視聴者が,突然けいれんや嘔吐を起こし,病院で手当を受けたり入院する騒ぎが全国で発生。原因判明まで放映は中止となる(12.16 )。

 

媒体の発足(1997)

○「さくらんぼテレビジョン」,「高知さんさんテレビ」 4.1開局。

○福岡外国語FM局「九州国際エフエム」 4.1開局。

○雑誌の創刊が続く。主な創刊誌は女性誌−「GINZA 」マガジンハウス3.28,「Optim 」JTB出版3.7 ,「nicola」新潮社6.1 ,「DONNA giappone」ビクターエンタテインメント9.27など。男性誌−「ストリートジャック」ベストセラーズ4.24,「カピタン」文藝春秋6.20,「FineMAX」日の出出版4.11 など。パソコン関連情報誌−「日経Windows NT」日経BP社3.28,「HOME PC日本版」デイジット6.24など,生活情報誌−「新米主婦の友WiWi」主婦の友社5.12,「Good Housekeeping 」日経ホーム出版11.4など。地域情報誌−「TOKYO1週間」講談社11.18 など。

○「BOSS」三笠書房,「Views 」講談社,「るるぶ」JTB出版などが廃刊。

○テレビ局数  126局(2局増)

○ラジオ局 97局(1局増)

○コミュニティ放送局数 84局(29局増)

○創復刊数 179誌,休廃刊誌数 134誌

 

媒体普及率(1997)

テレビ契約数 35,816,023
<うち,衛星> <8,171,648>

(NHK契約世帯数)

カラー普及率 <99.2%>
VTR普及率 <75.7%>

(消費動向調査)

 

国内10大ニュース(1997)

○ロシア船籍のタンカー「ナホトカ号」が日本海で沈没,重油が大量流出(1.2 )

○消費税率を5%に引き上げ(4.1 )

○「脳死を死と認める」臓器移植法案が成立(6.16)

○総会屋に対する利益供与で金融機関・大手企業の幹部が逮捕(5 月〜)

○神戸市須磨区の児童殺傷事件で14歳の少年逮捕(6.28)

○82年に起きた松山ホステス殺人事件の容疑者が,時効目前に逮捕(7.29)

○動燃で再処理施設爆発(3.11),廃棄物のドラム缶腐食(8.21)と不祥事続く。

○日本サッカー,悲願のワールドカップへの出場決める。(11.16 )

○北海道拓殖銀行(11.17 ),山一証券(11.24 )など金融機関の破綻が相次ぐ

○宇宙飛行士・土井隆男さんが日本初の船外活動を行い帰還(12.5)

 

海外10大ニュース(1997)

×中国の最高実力者、搶ャ平氏が92歳で死去(2.19)

×英国のウィルムット博士らがクローン羊を作り出すことに成功(2.23)

×ペルー・リマの日本大使公邸人質事件が武力解決(4.22)

× 156年にわたる英国の香港統治が幕を閉じ中国へ返還される(7.1 )

×英国のダイアナ元皇太子妃がパリで交通事故死(8.31)

×ノーベル平和賞受賞者のカトリック修道女,マザー・テレサが死去(9.5 )

×インドネシアで発生した煙害が9月中旬から東南アジアのほぼ全域を覆う

×朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が干ばつにより3年連続で食糧危機に

×エジプトのルクソールでイスラム過激派による観光客襲撃テロ(11.17 )

×対人地雷全面禁止条約署名式がカナダで行われ 121カ国地域が署名(12.3)

 

世相・風俗(1997)

○企業ぐるみの不正−3月に明るみに出た総会屋への不正利益供与事件は日本の4大証券会社および大手企業を巻き込み,多数の幹部辞任,逮捕が相次ぐなど経済・金融・政治の各界に波紋を及ぼす。

○金融不安−日産生命保険(4.25),三洋証券(11.3),北海道拓殖銀行(11.17 ),山一証券(11.24 )など金融機関の相次ぐ破綻で金融不安が高まる。

○犯人は透明な存在−神戸市須磨区で起きた連続殺人事件は,その残酷な犯行内容のみならず犯人が14歳の中学生であったことで社会に大きな衝撃をもたらす一方,教育や家庭のあり方,少年法の見直し,報道のモラルなど日本全体が考えさせられる事件となる。

○高まる地球へのいたわり−容器包装リサイクル法施行(4.1 ),オーガニック(有機農産物)食品の開発や食材としての導入,排ガスを減らしたハイブリッドカー,電池交換不要のエコウォッチ,環境に配慮したせっけん・シャンプー,自然と人間をテーマとした「もののけ姫」の大ヒットなど地球との共存意識が高まる。

○イベント施設のオープン−東京国際フォーラム(1.10),大阪ドーム(3.1 )ナゴヤドーム(3.12),新国立劇場(10.10 )

たまごっち,ポケモン,イタリアン食材,マイブーム,ベルギーワッフル,キシリトール商品,小顔化粧品,ガーデニング,キティーちゃんグッズ,ボードゲーム,トレーディングカードが話題となる。

 

消費者・住民運動・公害(1997)

○長崎県諫早湾干拓事業のため,湾奥部の「潮止め」を実施(4.14)

○岐阜県御嵩町で産廃処分場問題をめぐる全国初の住民投票が行われ,建設反対が7割にのぼる(6.22)

○温暖化防止京都会議が開催され,先進国の温暖化ガス削減目標を盛り込んだ議定書が採択される(12.11 )

 

時の商品・新製品(1997)

○行動拡大促進商品 −国内線マイレージサービス,秋田新幹線「こまち」,長野新幹線「あさま」,東京アクアライン,グアム・サイパンツアーの子供料金割引, 340円タクシー,消費者金融の郊外型自動契約機,DVDカーナビ,レトロスクーター(ビー),ポータブルMDプレーヤー。

○デジタル・コミュニケーション商品 −デジタルカメラ,デジタルビデオ

カメラ,インジェクトプリンター(POM-700C),PDA(携帯情報端末)。

○“癒し”の商品 −ガーデニンググッズ,アロマテラピー,赤ワイン,イタリア産食材,有機野菜メニュー,低煙たばこ,足専用冷却シート。

○その他注目を集めた商品 −ベルギーワッフル,キシリトールガム,ねるじぇら,サプリ,H2 ブロッカー,500ml ペットボトル飲料,新酒税ウイスキー,小顔グッズ,体脂肪計,肩出しファッション,ポケットモンスター,キティちゃん,新世紀エヴァンゲリオン,デジキューブ,たまごっち,タイガーウッズ関連商品,サッカーワールドカップ商品,バリアフリー住宅,G−SHOCK,外貨預金,外貨建てMMF,通販保険,ハイブリッド カー(プリウス),超小型軽量携帯電話。

 

テレビCM(1997)

ナイキ・ナイキシューズ<Just do it.>マイケル・ジョーダン,コミー・TBC<ナオミに変わる日>ナオミ・キャンベル,サントリー・サントリーモルツ<なんでモルツは…なんで>石橋貴明,木梨憲武,鈴木京香,アサヒビール・ファーストレディー<アサヒファーストレディーください>樹木希林,松本孝美,日清食品・日清庵「う・ そ」<うそ答弁+会見>,アコム・ むじんくん<ラララむじんくん宇宙編>,カタログハウス・通販生活<もうやだ、こんな生活>,富士写真フィルム・写ルンですスーパースリム<与作他>沢口靖子,稲垣吾郎,トヨタ自動車・コロナプレミオ<ぶつけんなよ>緒形拳,蝶矢洋酒醸造・チョーヤ梅酒紀州<女30歳…>松本明子,東芝・冷凍冷蔵庫<かわりばん庫>松たか子,本田技研工業・ホンダステップワゴン<こどもといっしょにどこいこう>,サカイ引越センター・引越のサカイ<2部上場や!>,東日本旅客鉄道・秋田新幹線「こまち」<機長、乗客が秋田新幹線に…>奥田瑛二,及川麻衣,マツモトキヨシ<出てこいマツモトキヨシ!>,東京総合信用<カレシ>,スタッフサービス<オー人事>

 

新聞広告(1997)

トヨタ自動車・トヨタエコプロジェクト<あしたのために,いまやろう>,オリンパス光学工業<微笑みがぎこちない>,サントリー・南アルプスの天然水<地球が大事に育てた水>,宝島社・別冊宝島< 300号・7000万部突破いたしました>,松下電器産業・リチウム電池<帰っておいでほたるっ子>,日産自動車<もっと日産になる>,本田技研工業<I'm HONDA.>,シチズン時計<エコ・ドライブ>,全国牛乳普及協会<搾りきったレモン>,メルセデス・ベンツ日本<もういちど,自動車を発明します>,講談社<Yonda?>,モスフードサービス<全国に1442店を持つ責任として>,サントリー<10月1日。ウイスキー開放。 >,キリンシーグラム・シーバスリーガル<Myson>,テレビ朝日・全米オープンゴルフ<早起きさせてごめんなさい>,日本サッカー協会<とにかく国立競技場へ行くこと>,豊島園<カモン>,東日本旅客鉄道・秋田新幹線開業<線路の夢はまだつづく>

 

話題のテレビ番組(1997)

○日本テレビが4年連続で年間平均視聴率の4冠(全日,プライム,ゴールデン,ノンプライム)を達成。

○引き続き好調なフジテレビ月曜9時ドラマ。「バージンロード」,「ひとつ屋根の下2」,「ビーチボーイズ」,「ラブジェネレーション」がたて続けにヒット。特に「ラブジェネレーション」(木村拓哉,松たか子共演)は初回でフジテレビ連続ドラマ歴代1位の高視聴率を記録。

○若者をターゲットとした新規深夜番組が4月から各局で増える。

○テレビ番組と雑誌を連携させるスタイルで効果を狙ったメディアミックス型のアニメ作品が増える。マンガ雑誌「コロコロコミック」の作品,「ドラえもん」や「B(ボンバーマン)ビーダーマン爆外伝」(ANB系),「ポケットモンスター」,「爆走兄弟レッツ&ゴーMAX」,「学級王ヤマザキ」,「超魔 人英雄伝ワタル」(テレビ東京系)など。

○テレビ東京系のアニメ番組「ポケットモンスター」を見ていた子供たちが,突然けいれんや嘔吐を起こして病院で手当を受けたり,入院する騒ぎが全国各地で発生(12.16 )。

○小説をドラマ化した「失楽園」,「不機嫌な果実」や,多くの制作費を投じて全国各地でロケをした「青い鳥」など,不倫をテーマにした番組が話題を呼ぶ。

○関西で抜群の人気を誇る吉本新喜劇が,ゴールデンタイム枠の番組「超!よしもと新喜劇」(TBS系)で全国区デビュー。

○日本がイランを破りサッカーW杯フランス大会の出場を決めた試合の平均視聴率(47.9%)は民放での年間最高視聴率を記録(11.17 )

 

NHK(1997)

《ふたりっ子》 29.0% 《あぐり》 28.4% 《甘辛しゃん》

〈毛利元就〉 23.4%

○1992年度前期の「おんなは度胸」以来,視聴率が下降していた朝の連続テレビ小説が活気を取り戻す。前作「ひまわり」が25.5% とその下降をストップさせた後を受け,今年はそれを上回る結果を出した。

○英国のコメディアン,ローワン・アトキンソン主演の「ミスター・ビーン」の人気が高まる。せりふが少ない絶妙の演技が,ひと味違った笑いを誘いその分かりやすさから子供からお年寄りまで支持される。

 

流行語(1997)

失楽園,たまごっち,もののけ姫,ガーデニング,日本版ビッグバン,経営破綻,キティラー,モバイル,マイブーム,チャイドル,キシリトール,パパラッチ,火だるま行革,郵政3事業,アダルトチルドレン,ポケモン,ハイブリッド,オーガニック,透明な存在,複雑系,個人ぐるみ,イケてる,リセット世代,フィギュア,違和感,利益供与,貸し渋り

 

流行歌(1997)

レコード大賞:安室奈美恵〈CAN YOU CELEBRATE? 〉

最優秀新人賞:知念理奈 precious delicious

新人賞:猿岩石,岩出和也

CAN YOU CELEBRATE?
硝子の少年
ひだまりの詩
FACE
STEADY
PRIDE
YOU ARE THE ONE
Everything〈It's you〉
HOWEVER
白い雲のように
Red Angel
a walk in the park
Hate tell a lie
Glass
Calling

○ミリオンセラーはシングルが昨年より3作少ない16曲,アルバムが過去最高を記録した昨年と同数の21曲。総売上枚数は1億 9,986万1千枚と2億万枚を下回り,総売上金額も前年比−11.3% の 3,809億 7千万円と9年ぶりの前年割れを示すなど減速傾向。

 

話題の映画(1997)

洋画
インデペンデンス・デイ
ロスト・ワールド・ジュラシックパーク
スピード2
フィフス・エレメント
スリーパーズ
身代金
デビル

邦画
もののけ姫
失楽園
ドラえもん・のび太のねじ巻き都市冒険記,他
THE END OF EVANGELION
モスラ
学校の怪談3
新世紀エヴァンゲリオン劇場版

○年間入場者数が1億 4,071万人と7年ぶりに1億4千万人台を記録。 対前年比 117.7%と大きくアップ。全国の映画館数も4年連続の増館となる。

○「もののけ姫」が「E.T.」を抜き日本配収記録107億円を達成。この大ヒッにより邦画の配収シェアが4割台に回復する。

○カンヌ国際映画祭で「うなぎ」(今村昌平監督)がパルムドールを受賞(5月),ベネチア国際映画祭では「HANA−BI」(北野武監督)が金獅子賞を受賞(9月)するなど海外においても邦画の評価が高まった。

○萬屋錦之介(3.10),勝新太郎(6.21),三船敏郎(12.24 )らが死去。

 

ベストセラー(1997)

失楽園(上・下)
少年H(上・下)
ビストロスマップ完全レシピ
鉄道員
永遠の法
母の詩
ファイナルファンタジー7解体真書
たまごっち大百科
ダービースタリオン公式ガイドブック
7つの習慣
ももこの世界あっちこっちめぐり

○ミリオンセラーは失楽園(267万部),少年H(160万部),ビストロスマップ完全レシピ(150万部),ふたり(累計136万部)が達成。

○文芸書が健闘−「失楽園」「少年H」「鉄道員」「女たちのジハード」「ももこの世界あっちこっちめぐり」「皇女の霊柩」などがロングセラーとなる。

 

話題のマンガ(1997)

○昨年に引き続き伸び悩んでいるマンガ市場だが,今年は大手出版社による懐かしの名作や傑作マンガの復刻本が注目を集める。

○日本を代表する文化の1つである「日本マンガ」を発展、育て上げた故手塚治虫の業績を記念し,「手塚治虫文化賞」が創設される。第1回の大賞は「ドラえもん」(故藤子・F・不二雄)が受賞。

○23年間発行部数でトップを走ってきた「少年ジャンプ」(集英社)がついに,「少年マガジン」(講談社)に首位を奪われる。

忍ペンまん丸(少年ガンガン),ガンバ!Fly high(少年サンデー),妖しのセレス(少女コミック),山遊亭海彦(週刊モーニング),コジコジ(きみとぼく),犬夜叉(少年サンデー),からくりサーカス(少年サンデー),GTO(少年マガジン),ポケモン(コロコロコミック)

 

ファッション(1997)

○「小顔」ブームで,ひきしめ効果のある美容クリームが大ヒット。また,顔のお手入れは若い男性にまで広がり,男性用化粧品が続々と発売される。

○夏は若い女性の間でホルターネックの肩出しファッションが流行。

○秋には左の前にスリットが入ったミニスカートが流行。

○「ババシャツ」と呼ばれる袖のついた肌着が,薄手のハイテク素材の開発で若い女性に大人気。

○伸縮性のある素材で足にぴったりフィットするストレッチブーツが大流行。

○ルーズソックス一色だった女子高校生の足元に変化が現れ,「ハイソ」と呼ばれるハイソックス派が登場。紺色が人気。

 

気象状況(1997)

○今年も暖冬,6月に異例の台風2個上陸,平年並みの夏−冬:北日本と東日本の気温は高めに推移,西日本は平年並み,春:3月上旬や5月上旬の気温は高めで特に東・西日本は高温が続く。夏:6月に台風7号が愛知県,8号が長崎県に,7月に9号が徳島県に上陸した。9月に入って台風19号による被害が特に大きかった。

×春に発生したエルニーニョ現象は今世紀最大規模となり,東南アジアの森林火災が30万haに及ぶなど世界各地に大きな被害と経済的な影響を及ぼした。

×中国華南では多量の降雨による洪水や土砂崩れの被害が相次ぎ,中国北東部から朝鮮半島北部にかけては降水量が極端に少なく干ばつが発生した。

×イラン東部でマグニチュード7.3 の地震が発生。死者約 2,400人,負傷者約 6,000人の被害が出た。(5.10)

 

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