| 広告景気年表 |
| 1998年 | 99/3 |
1998年
■ 経済白書 副題(1998)
創造的発展への基礎固め
■ 経済概況(1998)
平成10年の日本経済は,9年4月からの景気後退が続いた。実質国内総生産は9年10−12月期から各四半期が前年同期比マイナスとなった。「国内需要の低迷→企業収益の悪化→生産・雇用の縮小→家計所得の減少→個人消費の減少」という悪循環が続き,企業や消費者のマインドが期を追って悪化した。政府の総合経済対策や金融システム安定化策が相次いで打ち出されたが,その効果は翌年に持ち越された。
| 経済成長率 | 名目 -2.2% | 実質 ‐2.5% |
| 民間最終消費支出 | 名目 -0.4% | 実質 -0.5% |
| 民間企業設備投資 | 名目 -8.3% | 実質 -7.6% |
| 輸出 | 名目 -1.8% | 実質 -2.5% |
| 消費者物価 | 0.6% |
■ 日本の広告費(電通調査)(1998)
5兆7,597億円(対前年比96.2%)と,5年ぶりに前年を下回る。テレビ,雑誌,ラジオ,新聞とマスコミ4媒体がいずれも減少。SP広告費も全体的には減少。ニューメディア広告費は4年連続の2ケタの伸び。
億円 |
対前年比(%) |
|
| 総広告費 | 57,711 | ( 96.2) |
| 新聞 | 11,787 | ( 93.3) |
| 雑誌 | 4,258 | ( 96.9) |
| ラジオ | 2,153 | ( 95.8) |
| テレビ | 19,505 | ( 97.1) |
| SP | 19,678 | ( 96.7) |
| ニューメディア | 216 | (110.2) |
| インターネット | 114 | (190.0) |
■ 政治・経済・業界(1998)
○金融ビッグバンがスタート(4.1 )。改正外為法施行(4.1 ),損害保険料率自由化(7.1 ),銀行の投資信託販売解禁(12.1)。メリルリンチ,GEキャピタルなど外国の金融機関が続々と日本に参入,国内の金融機関も金融商品を多様化させ,外資との提携を図るなど生き残りをかけた業界再編成が進む。
×欧州連合(EU)は99年1月から11カ国統一通貨「ユーロ」導入を決定(5.2 )。
○参院選で自民党惨敗,橋本首相が退陣(7.13)。小渕内閣が発足(7.30)
×ロシアで首相以下の全閣僚が解任され(8.23),中央銀行がルーブルの外為取引を全面停止する(8.27)など政局混迷や経済危機が表面化する。
○格安運賃を売り物にスカイマークエアラインズが羽田−福岡線の運行開始(9.19),羽田−千歳線で北海道国際航空(エア・ドゥ)が就航(12.20 )。
○軽自動車の規格が改定され(10.1),各社が一斉に新型車を発表。
×金大中韓国大統領が訪日,日本は「反省とおわび」を表明(10.8),これにより韓国における日本文化が解禁される。
○NTTドコモが東証1部に上場,初値は公募価格を70万円上回る(10.22 )
○長銀(10.23 ),日債銀(12.13 )が破綻し,一時国有化が決定。
○政府は24兆円規模におよぶ過去最大の緊急経済対策を決定(11.16 )。
○金融安定化のために,金融監督庁発足(6.22),金融再生関連法成立(10.12 )が相次ぐ。
○前年に引き続き住宅着工,新車販売,百貨店・スーパー売上などが減少。12月の完全失業率が 4.4%と最悪記録を更新,雇用情勢も一段と悪化した。
○98年の企業倒産は,負債総額で14兆 3,812億円と戦後最悪となる。
○金融機関による大蔵省,日銀への接待汚職が次々と明るみに出る。蔵相(1.28),日銀総裁(3.20)が引責辞任。防衛庁でも背任・収賄事件が発覚し長官が辞任するなど国民の官僚への不信感がつのる。
○携帯電話が年間で 1,025万台増(累計 3,899.8万台),移動電話の普及台数は4,499万台で人口普及率35.5%。
○景気後退を反映して円と株が変動,円相場は年初から8月( 147円台)にかけて円安が進行し,9月以降は円高に転じ 115円台に(12.30 )。株価は10月には13,000円を割り込みバブル崩壊後の最安値を更新した。
■ マスコミ・広告・媒体(1998)
○パーフェクTVと JスカイBが合併、新会社「日本デジタル放送サービス」として,「スカイパーフェクTV」をスタート(5.1 )。
○WOWOWの '97年度末契約者数は 240万件(前年度比 5.4%増)となる(5.7 )。
○2001年の移動体向け衛星デジタル放送開始を目指して,衛星放送会社「モバイル放送」が発足(5.29)。
×英BスカイBがデジタル放送を開始(6.22)。
○国内広告会社第3位の旭通信社と第7位の第一企画が99年1月に合併で合意するともに世界第2位の英WPPとの資本提携予定も発表(7.30)。
○郵政省は98年3月末のCATVの加入世帯数が 672万世帯で前年比34.4%増,世帯普及率も 3.6ポイント上昇して14.8%となったことを発表(9.22)。
○オウム事件でワイドショーを中止していたTBSが2年5カ月ぶりに新ワイドショー「ジャスト」をスタート(9.28)。
×「海洋−未来への遺産」をテーマにポルトガルでリスボン国際博覧会が開催(5.22〜9.30)。
○東京パイロット実験実施協議会と郵政省,電波産業会は2000年以降実現予定の地上波デジタル放送の実験を開始(11.11 )。
○CSデジタル放送のスカイパーフェクTVとディレクTVの加入世帯数が 115万世帯を突破(12.4)。
■ 媒体の発足(1998)
○雑誌の創刊は一転縮小傾向へ。主な創刊誌は 女性誌−「VOCE」講談社3.23,「メイプル」集英社 4,「LUCi」扶桑社9.28,「my 40'S 」主婦 の友社9.4 など。男性誌−「Monthly M」平凡社3.23,「ヤングマガジンUPPERS」講談社4.1 など。パソコン関連情報誌−「日経モバイル」日経BP社3.24,「アスキーNT」アスキー4.24,「日経ソフトウェア」日経BP社5.25など。生活情報誌−「東京グルメバイブル」日経BP社3.11,「プレミア」アシェットフィリパッキ3.20,「関西ウォーカーChouCh ou」角川書店5.19,「YOKOHAMA Walker 」角川書店3.24など。健康専門誌−「日経ヘルス」日経BP社3.2 など。
○主な休廃刊は「自由時間」マガジンハウス,「カピタン」文藝春秋など。
○北海タイムスが廃刊(9.2 )
○テレビ局数 126局・ラジオ局数 97局
○コミュニティ放送局数 115局(31局増)
○創復刊誌数 169誌,休廃刊誌数 148誌
■ 媒体普及率(1998)
| テレビ契約数 | 36,282,854 |
| <うち,衛星> | <8,796,038> |
(NHK契約世帯数)
| カラー普及率 | <99.2%> |
| VTR普及率 | <76.8%> |
(消費動向調査)
■ 国内10大ニュース(1998)
○第18回冬季オリンピック長野大会が開催される(2.7 〜2.22)
○和歌山でカレーにヒ素が混入される事件が発生,4人が死亡63人が病院で手当をうける(7.25)。12月に容疑者を逮捕。
○第16回サッカーW杯仏大会に日本が初出場,予選リーグで敗退(6.27)
○金融ビッグバン始動(4.1 )
○24兆円の過去最大の緊急経済対策が決定(11.16 )
○プロ野球,横浜ベイスターズが38年ぶりに日本一に(10.26 )
○北朝鮮のミサイル「テポドン」が三陸沖に落下(8.31)
○黒澤明映画監督が死去(9.6 )
○第18回参議院選挙で自民党大敗,小渕内閣が誕生(7.30)
○若乃花連覇で史上初の兄弟横綱誕生(5.27)
■ 海外10大ニュース(1998)
×米大リーグでカージナルスのマグワイア選手が37年ぶりに本塁打記録を更新(9.8 ),最終的には70本の新記録達成
×インド(5.11),パキスタンが核実験(5.28)
×ユーロ参加11国が決定(5.3 )
×米大統領の不倫もみ消し疑惑で報告書が公開される(9.11)
×金大中氏が第15代韓国大統領に就任(2.25)
×中国揚子江流域の洪水で死者 3,000人を超す災害発生(8.26)
×インドネシアでスハルト体制崩壊(5.21)
×ロシアで経済危機(8.17)や政局混迷(8.23)など問題が表面化
×ポル・ポト元カンボジア元首死去。(4.15)
×北アイルランド和平合意(4.10)
■ 世相・風俗(1998)
○毒物混入事件−4人の犠牲者を出した和歌山市のヒ素混入カレー事件を引き金に,毒物混入事件が全国各地で続出。新潟市ではポットにアジ化ナトリウムが入れられ,長野県では青酸カリ入り清涼飲料水で死者も出すなど,列島中が不安感におおわれた。
○キレる少年たち−栃木県の中学校1年の男子生徒がナイフで英語担当の教諭を刺殺した事件を発端に,各地で中高生のナイフ事件が多発した。普通の少年がナイフを持ち歩き,ささいなことでカッとなり凶行に走る事件をきっかけに「キレる」という若者言葉が一般に広まった。
○景気低迷を反映して低価格志向が高まる−発泡酒,半額ハンバーガー,新規格軽自動車, 100円ショップ,格安航空便,格安電話サービス,消費税分還元セールなど格安・ 半額をキーワードにした商品やサービスが話題。
○暗い世相にスポーツの明るさ−長野五輪,W杯サッカー,兄弟横綱,横浜ベイスターズ優勝,横浜高校の連覇など。
○横浜がフィーバー−横浜ベイスターズが38年ぶりの優勝,横浜高校は松坂投手の活躍で春夏連覇,地元小売店の売上もアップ。
○新宿サザンテラスがオープン(3.20),明石海峡大橋が開通(4.5 ),たばこが1箱20円の値上げ(12.1)
タイタニック,ドリームキャスト,電車でGO!,iMac,ビジュアル系バンド,男性のきれいブーム,キャミソール,ニアウォーター
■ 消費者・住民運動・公害(1998)
○テレビ,冷蔵庫,洗濯機,エアコンの家電4品目を消費者が廃棄する際,リサイクルと運搬や回収に掛かる費用を消費者が支払う家電リサイクル法 が成立(2001年施行)(5.29)。
○環境庁が行った96年度調査でダイオキシンは全地点で検出され(1.8 ),98年8〜9月にかけての調査では環境ホルモンが95%の調査地点で検出される(12.7)など汚染の拡がりが深刻化する。
■ 時の商品・新製品(1998)
○低価格実力派商品・・発泡酒(麒麟淡麗< 生> ),南米産ワイン,半額ハンバーガー,小型マルチワゴン車,「東京電話」,スカイマークエアラインズ, 100円ショップ,「安・ 遠・ 短」国内旅行,新規格軽自動車,リスク細分型自動動車保険。
○未来を予感させる商品・・薄型軽量ノートパソコン(VAIOノート505 ),「iMac」,高画質デジタルカメラ(ファインピックス700 ),ハイブリッドカー(プリウス), 500系新幹線。
○注目を集めた商品・・消費税分還元セール,「タイタニック」,キャミソール,「ウィンドウズ98」,「ドリームキャスト」,平面ブラウン管テレビ,D VDプレーヤー,ベスト版CD,スタイニーボトル,外貨建て金融商品,「電車でGO!」,ポケットピカチュウ,ニアウォーター,ポリフェノール食品,子供向けPHS(ドラえホン),耳式体温計,美白化粧品。
○新しく登場した商品・・ポケットボード,「バイアグラ」,衛星携帯電話,遠心力洗濯機,ナンバーディスプレイサービス。
■ テレビCM(1998)
サントリー・酒税改正第2弾シリーズ<ウイスキー飲もう気分>KONISHIKI,セガ・エンタープライゼス<立つんだ湯川専務!>,日本たばこ産業・桃の天然水<ヒューヒュー>華原朋美,キリンビバレッジ・サプリ<泳ぐ人編>吉川ひなの,サントリー・なっちゃん<デビュー>田中麗奈,サントリー・ボスセブン<ガッンと言ってくれ>,アサヒ飲料・オー・プラス<ペルージャ編>中田英寿,永谷園・お茶漬け海苔<ただいまお茶づけ中>,サントリー・スーパーホップス<すっきり爽快>岸谷五郎,中居正広,トヨタ自動車<GOA下さい。>,マツダ・ファミリアS−ワゴン<日本発、ショートワゴン>,ソニー・スタミナハンディカムTRV9<こどもの国>内藤剛志,アップルコンピュータ・iMac<Three Steps編>,ナイキ<エアポート98編>ロナウド他,国際電信電話・国内電話サービス<6秒1円>所ジョージ,東京通信ネットワーク・東京電話<寺内貫太郎一家>,ディレク・ティービー<日本へ輸出を!>アーノルド・シュワルツェネッガー,マツモトキヨシ<マツモトキヨシでお買い物>,アメリカンホーム保険・自動保険<♪チロリロリ〜ン>,NOVA外語学院<考える人>,東京デジタルホン<携帯で話し歩く女>藤原紀香
■ 新聞広告(1998)
サントリー・ペプシコーラ<宇宙へ行こう!>,キリンビール・麒麟淡麗< 生> <おいしさでは負けられない>,サントリー・酒税改正第2弾<ウイスキー飲もう気分>,メルセデス・ ベンツ日本<Aという考え方>,ソニー・VAIOノート<ボクは,人のマネを,しない>,トヨタ自動車・プリウス<21世紀に間に合いました>,セガ・ エンタープライゼス<セガは、倒れたままなのか?>,エプソン販売・エスパーレーザーインターカラー<日本中のオフィスが待っていた>飯島直子,豊島園<サッチー、キャンギャルになる。>,アメリカンファミリー生命保険<ほら、今年のほうが、もっと、元気>,コンパックコンピュータ<gigahit>,富士ゼロックス・カラーレーザーWind<PRINTER? XEROX!>東芝・ITS<統計によると、日本のクルマは動けない>,
○規制緩和に伴う広告出稿増加…4月の改正外為法,7月の損害保険料率の自由化,12月の銀行窓口での投資信託販売の解禁,酒税改正によるウイスキー価格値下げ,10月の軽自動車規格改定など。
■ 話題のテレビ番組(1998)
○日本テレビがフジテレビの追い上げを受けながらも,年間平均視聴率で5年連続の4冠(全日,プライム,ゴールデン,ノンプライム)を達成。
○日本テレビとフジテレビを中心として,ドラマとバラエティー色が強い番組編成となる。
○長野冬季五輪のテレビ視聴時間が前回のリレハンメル五輪の2倍以上を記録し,冬季五輪としては過去最高となる(2.24)。
○SMAPを中心としたジャニーズ系のタレントをメインにすえた番組が数多く編成され,ゴールデンとプライムの番組時間帯(SMAP×SMAP,サタスマ=フジ,8時だJ=TBS など)において,彼らは欠かせない「顔」となる。
○今年もメディアミックスで人気マンガが原作の連続ドラマが人気となる。フジテレビは「ショムニ」や「GTO」の高視聴率番組をはじめ「ハッピーマニア」,「じんべえ」,「ソムリエ」など次々にドラマ化,テレビ朝日は「羅刹の家」や,逆のパターンでドラマを原作にしながらマンガの連載が始まった「逆の試み」,「チェンジ!」が注目された。
○テレビ東京が昨年12月から放送を中断していたアニメ番組「ポケットモンスター」を再開(4.16)。
○冬季長野五輪,サッカーW杯フランス大会とスポーツのビッグイベントが開催され注目を集めたことで視聴率の上位を関連番組が占める。
■ NHK(1998)
《甘辛しゃん》 26.6% 《天うらら》 27.7% 《やんちゃくれ》
〈徳川慶喜〉 21.1%
○サッカーW杯フランス大会の日本対クロアチア戦の世帯視聴率(関東)が60.9%となり,98年の最高視聴率を記録(6.22)。
○「紅白歌合戦」が始まって以来はじめて,年間視聴率第1位の座から滑り落ちる(12.31 )
○朝の連続テレビ小説では3作続いて若いヒロインが活躍する姿を描き、安定した人気を示す。
■ 流行語(1998)
だっちゅーの,凡人・ 軍人・ 変人,ハマの大魔人,老人力,冷めたピザ,ボキャ貧,キレる/むかつく,ビ・ ビ・ ビ,先送り,不適切な関係,環境ホルモン,絶対音感,モラルハザード,日本列島総不況,ショムニ,ガツン,バイアグラ,ウォーター系,変化の胎動,資本注入,女子アナ,着メロ
■ 流行歌(1998)
レコード大賞:globe〈wanna Be A Dreammaker〉
最優秀新人賞:モーニング娘。 抱いて HOLD ON ME !
新人賞:トーコ,鈴木あみ
誘惑
夜空ノムコウ
my graduation
タイミング
SOUL LOVE
長い間
HONEY
愛されるより愛されたい
Time goes by
全部抱きしめて/青の時代
ピンクスパイダー
明日が聴こえる/Children's Holiday
○今年は過去最高の総売上金額 4,328億8千万円を達成(前年比13.6%増),総売上枚数は2億656万3千枚と2年ぶりに2億万枚台を上回った。ミリオンセラーはシングルが前年に比べ2作少ない14曲,アルバムは過去最高であった前年よりさに4枚増え25枚となる。シングルは金額,枚数ともここ5年間で最低の数字であったのに対し,アルバムはベストアルバムブームの影響からか,その両方が過去最高を記録した。
■ 話題の映画(1998)
洋画
タイタニック
ディープ・インパクト
メン・イン・ブラック
GODZILLA
プライベート・ライアン
エアフォース・ ワン
邦画
踊る大捜査線 THE MOVIE
ポケットモンスター・ミュウツーの逆襲
ドラえもん のび太の南海大冒険
金田一少年の事件簿 上海人魚伝説
不夜城
○前年「もののけ姫」が樹立した日本配収記録を,今年は「タイタニック」が塗り替え,配給 160億円・ 動員 1,700万人のメガヒットとなる。
○黒澤明(9.6 ),淀川長治(11.11 ),木下恵介(12.30 )らが死去。
○年間入場者は1億 5,310万人と前年より 1,238万人増え,対前年比では108.8 %とアップした。全国の映画館数も '89年の 1,912館を上回り 2,000館に迫る勢いで5年連続の増館となった。
■ ベストセラー(1998)
新・人間革命1・2・3
大河の一滴
幸福の革命
ビストロスマップKANTAN レシピ
小さいことにくよくよするな!
他人をほめる人、けなす人
ダディ
ループ
釈迦の本心
ももこの話
新ゴーマニズム宣言スペシャル戦争論
松本人志 愛
絶対音感
○世紀末ということで20世紀を回顧する出版が相次ぐ。「20世紀の記憶」(毎日新聞社),「20世紀どんな時代だったのか」(読売新聞社),「人物20世紀」(講談社),「20世紀システム」(東京大学出版会)など。
○経済不況の煽りをうけ出版業界も書籍や雑誌を中心にマイナス成長。
■ 話題のマンガ(1998)
○元気のないマンガ市場に頼もしい助っ人が帰ってきた。20年ぶりに復活したのが「プロゴルファー猿」(ビックコミック)と一方17年ぶりに連載を開始した「ルパン三世」(漫画アクション)。週刊モーニングからは「沈黙の艦隊」の特別編や「夏子の酒」,「部長・ 島耕作」などなつかしの主人公が続々登場。
○従来玩具メーカーに依頼していたキャラクターの商品化を小学館,講談社,集英社など大手の出版社自らが行う専門セクションを設け,ビシネス展開。
○男性向けコミック誌で家族をテーマにしたマンガがブーム。
○サイボーグ009や仮面ライダーの作者,石ノ森章太郎死去(1.28)
あじさいの唄(ビックコミックオリジナル),アイ' ムホーム(ビックコミックオリジナル),哲也(少年マガジン),かじ暦(コミックアルファ),SEED(ビジネスジャンプ)
■ ファッション(1998)
○ヤングからOLまでの幅広い層に,細い肩紐のついたキャミソールファッションが街着として大流行。
○97年に引き続き,厚底の靴,ストレッチブーツが人気。
○秋にはプリーツスカートが注目され,色はグレーが人気となるが,冬に入ると白が急浮上。特に,白いコートが流行する。
○美白ブームで,肌を白くする効果のある化粧品の人気がヤングにも広がる。
○迷彩模様ファッションが流行。色も多様化し,雑貨や電気製品にも登場。
■ 気象状況(1998)
○年初は暖冬傾向が続いた。首都圏で1月に3回も大雪が降り交通機関が大混乱となった。ウメやツバキは1カ月以上,ソメイヨシノは平年より3〜10日早く開花した。4月は暖かく,各地で記録続出。夏は北陸・東北地方に梅雨明けがなく,日照不足の不順な年となった。台風1号の発生は観測史上最も遅く(7.9 ),発生数(回)も最も少なかったが,日本への上陸(回)と被害は大きかった。秋も暖かく,多雨寡照だった。
○33年ぶりのしし座流星群に期待が集まるが日本では期待が外れる(11.18 )。
×2月,アフガニスタンでマグニチュード 6.1の地震が発生,死者は 4,000人。
×97年春に発生した今世紀最大規模のエルニーニョ現象が終息する。
×7月,パプアニューギニアで大津波が発生,多大な被害を出す。
×中国の長江で大洪水による死者3,000人を超す被害が発生,米国では竜巻熱波,洪水などの被害が続出,世界的に異常気象が多発した。