広告景気年表
2004年 05/3

2004年

 

経済白書 副題(2004)

改革なくして成長なし4

首相 小泉純一郎 

 

経済概況(2004)

○平成16年の日本経済は、前年からの景気回復基調が続いたが年後半にはやや減速感がでてきた。16年の実質経済成長率は2.7%のプラスとなった。企業収益は3年連続の増収増益となるが、個人消費にかげりが見え始め輸出も鈍化した。世界的なドル安で年間を通して円高となる。株は4月までは上昇したがその後あまり変動することがなかった。自動車と住宅着工は2年連続増加。百貨店やスーパーは低迷。家電は五輪効果や猛暑の影響で2年連続増加となった。

経済成長率 名目  1.5% 実質  2.7%
民間最終消費支出 名目  1.0% 実質  1.5%
民間企業設備投資 名目  4.4% 実質  5.9%
輸出 名目 12.5% 実質 14.3%
消費者物価           -0.0%    

 

日本の広告費(電通調査)(2004)

○総広告費は景気回復を背景に4年ぶりの増加となる。参院選、アテネ五輪、猛暑などが追い風となるが10月以降は伸びが鈍化。21業種中16業種が前年実績を上回る。テレビ広告費は2年連続増、インターネットも大幅に増加

   

億円

対前年比(%)

総広告費 58,571 (103.0)
新聞 10,559 (100.6)
雑誌 3,970 (98.4)
ラジオ 1,795 (99.3)
テレビ 20,436 (104.9)
SP 19,561 (100.7)
衛星メディア 436 (104.1)
インターネット 1,814 (153.3)

 

政治・経済・業界(2004)

○明治生命と安田生命が合併し明治安田生命保険が誕生(1.1)。

○陸上自衛隊と航空自衛隊にイラク派遣命令決定(1.9)。

○大阪府知事選で大田房江氏が再選(2.1)。

×スペインで列車や駅など4カ所を狙った同時爆破テロが発生(3.11)。

○九州新幹線が鹿児島中央〜新八代間で部分開業(3.13)。

○円相場が一時1ドル=103.75円となり約4年ぶりの円高に(3.31)。

○日本航空と日本エアシステムが完全に経営統合(4.1)。

○日経平均株価が一時2年8ヵ月ぶりに1万2千円台に上昇(4.5)。

×イラクで日本人3人が人質になる(4.8)がその後無事開放(4.15)。

○東証一部売買代金が33日連続で1兆円を超え記録更新(4.14)。

○中川経産相ら現閣僚や国会議員の年金未納・未加入が相次ぎ発覚(4.23〜)。

×ポーランドなど10カ国が新たにユーロに加盟し25カ国体制に(5.1)。

○三菱自動車の欠陥隠ぺいが相次ぎ発覚(5月〜)。

×イラクで日本人ジャーナリスト2名が襲撃され死亡(5.27)。

○第20回参院選で民主党が躍進(7.11)。

○関西電力の福井県美浜原発で蒸気噴出事故(8.9)。

○第2次小泉改造内閣発足(9.27)。

○堤義明会長が西武グループの全役職を辞任(10.13)。西武鉄道の上場廃止へ。

○住宅着工は前年比2.5%増で2年連続プラス、新車販売は前年比1.6%減。百貨店・スーパーは8年連続で前年割れ。失業率は年間平均で4.7%、2年連続で改善し4年ぶりに5%を切った。失業者数は270万人。

○企業倒産は13,837件となり2年連続で前年より減少、10年ぶりに14,000件を割った。単月の件数も24ヵ月連続減少。負債総額も4年連続減少となる。

○携帯電話の加入台数は8,548万台となる。

○年間を通して円高傾向が続き最終日は103円77銭となる(12.30)。株価は4月まで上昇、年初来高値更新(4.26)を記録するがその後は大きな変化もなく最終日は11,488円(12.30)となる。東証年間総売買代金は過去最高に。

 

マスコミ・広告・媒体(2004)

○在京民放5社とNHKは05年度中の地上波デジタル放送における携帯受信端末向けサービスを開始する内容を発表(3.24)。

○しずおか国際園芸博覧会「浜名湖花博」が浜松市で開催、来場者は540万人を超える(4.8〜10.11)。

○下請法の規制対象が広がり広告制作等サービス分野もその対象となる(4.1)。

○ビデオ・リサーチがTVCMと視聴者の消費行動を探る個人型消費調査「パーソナル スキャン システム」を開始(7月)。

×アテネ・オリンピック開催(8.13〜29)。日本選手活躍で金16個など過去最多のメダルを獲得。テレビ番組は高視聴率を記録。

○テレビ東京が東証に株式上場(8.5)。

○総務省によると国内のADSLが1,280万件突破(9.30)。

○北日本放送が3大広域圏以外で民放初の地上波デジタル本放送開始(10.1)。

○わが国初のラジオ広告団体である「日本ラジオ広告機構」が発足(10.1)。

○JR西日本が「車体広告」販売開始(10.1)。

○日本広告審査機構(JARO)が創立30周年を迎える(10.15)

○エフエム東京の深夜番組「ジェットストリーム」が1万回達成(11.25)。

○BSデジタル放送の普及世帯数は約765万世帯(12.31)、CS放送の個人契約者は約326万人となる(12.31)。

 

媒体の発足(2004)

○雑誌−女性誌「precious」小学館3.8、「PINKY(ピンキー)」集英社8.23、「BOAO」マガジンハウス 9.7、「MAQUIA」集英社9.22など。 男性誌−「smart max」宝島社2.10、「Men’s JORKER」ベストセラーズ3.10、「Gentry(ジェントリー)」アシェット婦人画報社9.24など。 生活情報誌−「VS.(ヴァーサス)」光文社9.15、「Straight,」扶桑社 9.24、「大人のウォーカー」角川書店9.25、「NIKITA」主婦と生活社 9.28、「COLORFUL(カラフル)」ぴあ 10.7、「TV Japan」東京ニュース通信社 11.15など。 パソコン関連誌−「アスキープラス」アスキー3.29など。 会員向け−「DEPARTURES(デパーチャーズ)」エスクァイアマガジンジャパン 3.15など。

○主な休廃刊は「ビジオモノ」ワールドフォトプレス、「ビジネススタンダード」ソフトバンクパブリッシング、「オブラ」講談社、「Hot-DogPress」講談社、「MINE」講談社、「BOYS RUSH」主婦の友社、「TOKYO BROS」東京ニュース通信社、「リナックスマガジン」アスキーなど。

○民放テレビ局数 127局・民放ラジオ局数 101局

○コミュニティ放送局数 177局(10局増)

○創復刊誌数 216誌,休廃刊誌数 172誌

 

国内10大ニュース(2004)

○新潟県中越地方でM6.8の地震発生、新幹線が営業中初の脱線(10.23)

○イラクで邦人の殺害(5.23、10.30)や拉致(12.9)相次ぐ

○台風が観測史上最多の10個、日本に上陸(6月〜10月)

○北朝鮮の拉致被害者家族が帰国(5.22及び7.18)

○アテネ五輪で日本選手活躍、史上最多のメダル獲得(8.13〜8.29)

○プロ野球史上初のスト決行(9.18、19)

○イチロー大リーグの最多安打記録を84年ぶりに更新(10.1)

○頻発した振り込め(おれおれ)詐欺

○佐世保市で小6少女が同級生を殺害(6.1)

○紀宮さま婚約内定(11.14)

 

海外10大ニュース(2004)

×スマトラ沖でM9.0の大規模地震・津波発生、過去最悪の犠牲者(12.26)

×米大統領選でブッシュ氏再選(11.2)

×イラク情勢混迷の一途

×ロシアで学校占拠テロ(9.1)

×PLOアラファト議長死去(11.11)

×スペインで列車や駅への同時爆破テロ(3.11)

×江沢民辞任により胡錦濤が中国最高指導者に(9.19)

×米調査団がイラクの「大量破壊兵器」の存在・計画なしと最終報告(10.6)

×鳥インフルエンザの猛威アジアで広がる(1.13〜)

×原油価格急騰、史上初の「1バレル50ドル」突破(9.27)

 

生活(2004)

○79年ぶりに発生した鳥インフルエンザウイルス感染−始まりは山口県の採卵養鶏場で6,000羽死亡(1.12)、その後大分県(2.17)、京都府(2.27)と感染が拡大し鶏の大量死が続いたが4月中旬にようやく終息。

○帝都高速度交通営団が民営化され東京地下鉄=東京メトロが誕生(4.1)。

○消費税の内税表示義務化スタート(4.1)。

○日本人の平均寿命が4年連続で過去最高を更新(男性78歳、女性85歳)。

○国民に刑事裁判への参加を義務付ける裁判員法が成立、09導入予定(5.21)。

○スポーツ界に10代旋風−ゴルフの宮里藍(18)、横峯さくら(18)やサッカーの平山相太(19)、森本貴幸(16)、卓球で五輪出場の福原愛(15)など将来有望選手が次々と現れ活躍した。

○おれおれ詐欺多様化で「振り込め詐欺」と命名(12.9)。

○アテネ五輪−有力選手多数がCMに登場、過去最多のメダル獲得果たすなど日本選手の大活躍で番組は軒並み高視聴率となる。感動を鮮明に迫力ある画面で見れる大画面薄型テレビやDVDレコーダーが売り上げを伸ばした。

○揺れた日本プロ野球界−球団再編問題で選手会が史上初のストライキを決行(9.18、19)。楽天ゴールデンイーグルスの50年ぶり新球団誕生(11.2)やダイエーから譲渡で福岡ソフトバンクホークスの2005年から誕生決定(12.24)。

○記録的な猛暑や台風上陸、地震発生など自然の力に翻弄された。その影響からか普段人里に現れないクマが人や作物を狙った被害が各地で続発。

○1万円、五千円、千円の新紙幣が発行される(11.1)。

○新道路交通法が施行され運転中の携帯電話が罰則対象に(11.1)。

みなとみらい線開通(2.1)、コレド日本橋(3.30)、ダイアモンドシティ・ソレイユ(3.24)、九州新幹線一部路線開業(3.13)、札幌プリンスホテルタワー開業(4.24)、丸の内オアゾ開業(9.14)、羽田空港第2ターミナルビルオープン(12.1)。

 

時の商品・新製品(2004)

○アジアならではの商品−韓流、「伊右衛門」、「ラストサムライ」、「アジエンス」、本格焼酎、黒酢、豆乳、「ハウルの動く城」、ジャパンホラー。

○感動をくれた商品−アテネ五輪、「冬のソナタ」、「世界の中心で、愛をさけぶ」、日本人メジャーリーガー、「ファインディング・ニモ」、歌舞伎。

○特需でヒットした商品−大画面薄型テレビ、DVDレコーダー、エアコン、アイスクリーム、日焼け止め化粧品、制汗化粧品、ビール、清涼飲料。

○からだが悦ぶ商品−「マツケンサンバ」、コエンザイムQ10、「モイスチュア スキンリペア」、ウオーキング、黒豆ココア、大豆ペプチド商品、「暴君ハバネロ」、「ストッパ下痢止め」、「脳を鍛える大人のドリル」。

○注目を集めた商品−国産高級セダン、ミニミニバン、「D70」デジタル一眼レフカメラ、携帯型デジタルオーディオプレーヤー、着うた、タワーマンション、「負け犬の遠吠え」、ビール風飲料、キャスター付きバッグ、携帯ゲーム機、非接触ICカード、ブログ、「ハルウララ」、「旭山動物園」、萌え。

○新発想商品−斜めドラム式洗濯乾燥機、「ヘルシオ」、「骨までおいしい魚」、男性向け美脚・脚長パンツ、オキシライド乾電池、水遊び専用おむつ、「電車男」。

 

話題の広告(2004)

・<オロナミンC あの人に会いたい編>=大塚製薬

・<伊右衛門 妻に、編>=サントリー

・<アイフル くぅ〜ちゃん帰宅編>=アイフル

・<アミノ式 宙返り挙式編>=サントリー

・<ネスカフェ 朝のリレー編>=ネスレジャパン

・<生茶 菜々子さんの冬編>=キリンビバレッジ

・<プリッツ ボンジョルノ編>=江崎グリコ

・<ジョージア 登場〜プラチナ待遇編>=日本コカ・コーラ

・<iPod ダンス編>=アップルコンピュータ

・<アジエンス 世界が嫉妬する髪へ>=花王

・<セゾンカード ザ・大車輪編>=クレディセゾン

・<AQUOS リビングは環境です>=シャープ

・<Switch! >=東京電力

・<EVER よ〜く考えよ〜>=アメリカンファミリー生命保険

・<カップヌードル NO BORDER編>=日清食品

・CM界にも韓流ブームが到来。「冬ソナ」の主演俳優ほか韓国スターを起用したCMが増え始める。一方で五輪開催年にふさわしくアスリート達が続々とCMに登場し機運を盛り上げた。

 

話題のテレビ番組(2004)

○フジテレビが年間平均視聴率で3冠を達成し11年ぶりに年間平均視聴率首位の座を日本テレビから奪取した。巨人戦の視聴率の低迷が響いた日本テレビは2位となる。

○日本中を韓流ブームに巻き込んだNHKの「冬のソナタ」人気にあやかろうとこの秋から日本テレビやフジテレビも韓国ドラマの放送を開始。

○テレビ朝日の看板報道番組「ニュースステーション」が18年6ヵ月の放送にピリオドを打ち(3.26)、4月から「報道ステーション」がスタート。

○時代劇が姿を消そうとしている。日本テレビの休止に続きフジテレビも4月の番組改編で時代劇を休止。レギュラーの時代劇で残るはTBS、テレビ朝日の2局だけとなる。

○TBSとフジテレビが4月から新設した「二時間枠」番組に民放他局も追従。臨機応変な企画ができるなど、今後、定着しそうな気配だ。

○アテネ五輪中継が深夜・未明にもかかわらず高視聴率となり、有力選手が登場する番組は選手の活躍と連動するように期待どおりの視聴率を記録した。

○巨人戦の年間平均視聴率が最低だった昨年をさらに2.1ポイント下回り12.2%となる。8月の月間平均視聴率も8.7%と、こちらも過去最低を記録。

○日本テレビの「エンタの神様」からブレークした波田陽区や長井秀和、青木さやかなど若手芸人が活躍し、新お笑いブームの一翼を担った。

 

NHK(2004)

《てるてる家族》 18.9% 《天花》 16.2% 《わかば》
〈新選組〉  17.4%

○「紅白歌合戦」の視聴率は4年連続の50%割れだった昨年をさらに下回り、初の40%割れとなり、過去最低記録を更新(39.3%)。

○大河ドラマは昨年の「武蔵 MUSASHI」を0.7ポント上回るものの平均視聴率は20%を割り込み、17.4%となる。

○アテネ五輪放送は日本人選手の活躍もあり高視聴率となる。

○昨年の4月に衛星第2で始まった韓国ドラマ「冬のソナタ」は、その後再放送され、この4月から地上波で登場すると人気はさらに広がり日本中を沸騰させ「冬ソナ」フィーバーを巻き起こした。

○夏ごろから次々と発覚した職員の不正行為が社会問題となる。

 

流行語(2004)

チョー気持ちいい、気合だー、サプライズ、自己責任、新規参入、セカチュー、中二階、って言うじゃない…残念!!…○○斬り、負け犬、韓流、ヨン様、萌え、間違いない!、ハッスル!ハッスル

 

流行歌(2004)

レコード大賞:Mr.children <Sign>

最優秀新人賞:大塚 愛 <さくらんぼ>

1.瞳をとじて<平井堅>
2.Sign<Mr.children>
3.平原綾香<Jupiter>
4.花<ORANGERANGE>
5.掌/くるみ<Mr.children>
6.かたちあるもの
7.ロコローション
8.君こそスターだ/夢に消えたジュリア
9.桜
10.Mickey

○総売上金額は2,762億4千万円で昨年より16.9%アップ、総売上枚数は1億2,352万3千枚。シングルは4年連続の減少となるがアルバムは22.4%アップとなる。ミリオンセラーはシングルでは該当なく、アルバムは6作となるが、深刻な低迷が続いた近年において久しぶりに上昇傾向となる。

 

話題の映画(2004)

洋画
1.ラスト サムライ
2.ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
3.ファインディング・ニモ
4.ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
5.マトリックス レボリューションズ

邦画
1.世界の中心で、愛をさけぶ
2.いま、会いにゆきます
3.ポケットモンスター アドバンスジェネレーション/他
4.ドラえもん のび太のワンニャン時空伝/他
5.名探偵コナン

○年間入場者は1億7,009万人で前年比104.8%、774万人の増加となり15年ぶりに1億6,000万人の大台を回復した昨年をさらに上回った。映画館数は2003年より144館増え、2,825館で11年連続の増加となる。シネコンの増加は続いている。

○興行収入は2,109億円で、前年比103.8%であった。夏休み作品の不振を上半期の大ヒット作などが補い昨年の日本映画史上最高記録を更新した。

 

ベストセラー(2004)

1.ハリーポッターと不死鳥の騎士団<J.K.ローリング>
2.世界の中心で、愛をさけぶ<片山恭一>
3.バカの壁<養老孟司>
4.グッドラック<A.ロビラ>
5.蹴りたい背中<綿矢りさ>

○出版業界は8年ぶりに前年を上回った。販売額は前年比0.7%増の22,428億円。販売金額で書籍は4.1%増となるが雑誌は7年連続のマイナス。

○書籍は「ハリーポッター」の第5作が初版で290万部刊行されたことや純愛、韓流ブームに乗って異例ともいえる7点のミリオンセラーを記録。

 

話題のマンガ(2004)

○コミックス誌は9年連続、コミックスは5年ぶりに前年割れ。

○コミックス誌は『少年ガンガン』や『週刊少年ジャンプ』が健闘してるものの全体では苦戦、コミックスもヒット作はあるがテレビ化作品の不振が影響。

○休刊していた『漫画アクション』(双葉社)が4月に復刊。

○値段が1,000円前後と高価で豪華な「完全版」コミックが好調。連載当時のカラーページ復活や大型化した迫力が魅力となり売り上げが伸びている。

○「鉄人28号」や「三国志」、「魔法使いサリー」の作者、横山光輝氏が死去(4.15)。

○鋼の錬金術師(スクウェア・エニックス)、DEATH NOTE(集英社)、銀魂(集英社)、のらみみ(小学館)、D.Gray−man(集英社)、PLUTO(小学館)、金魚屋古書店出納長(少年画報社)、ラーメン発見伝(小学館)

 

ファッション(2004)

○合成樹脂製で、菓子のジェリービーンズのような色合いから「ジェリーバッグ」と呼ばれる半透明のバッグが若い女性の間で春から夏にかけ流行した。

○鼻緒が付いた草履型のサンダル「トング」が注目され、ラインストーンや貝をあしらったものなど種類も豊富になり、女性たちの夏の足元を飾った。

○本来はパジャマとして売られていた動物や人気キャラクターの着ぐるみを、外出着として着用する若者が現れ「着ぐるみん」などと称された。

○「冬ソナ」ブームから、「ヨン様巻き」と呼ばれるマフラーの巻き方が人気に。

○旅行用とされていたキャスターバッグに、小型でカラフルなものやキャラクター入りのものが登場し、ファッションとして街で引く若い女性が目立った。

 

気象状況(2004)

○ 2月までは北日本を除いて晴れの日が多く、春は全国的に高温となった。10月まで太平洋高気圧の勢力が強い状況が続き、7月には東京で観測史上最高の39.5℃を記録するなど各地で猛暑の夏となった。10月は秋雨前線や台風の影響により多雨。冬も東京で12月としては観測史上初の夏日となるなど、一年を通じて全国的に高温傾向が続き、日本の年平均気温は平年より1.01度高く、1898年の統計開始以降2番目の高さとなった。

○集中豪雨や激しい雷雨、また、これまでの記録6個を大幅に上回る10個の台風上陸など、夏から秋にかけて全国各地で雨や風による大きな被害が出た。

○10月には新潟県中越地震が発生し最大震度7を1回、震度6弱以上を4回観測、その後も活発な余震活動が続き甚大な被害をもたらした。

×世界的な高温。世界全体の年平均気温は平年より0.45度高く、統計史上では4位。

×6月以降、東アジアやアジア南部で大雨や台風により多くの死者が出た。8月から9月には米国南東部やカリブ海諸国でハリケーンによる大きな被害。

×12月、インドネシア・スマトラ島沖でマグニチュード9.0の地震が発生、インド洋沿岸諸国に大津波が押し寄せた。日本人を含め死者・行方不明者は30万人を超え、未曾有の自然災害に世界が衝撃を受けた。

 

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