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“胸キュン”スイッチを押しまくれ!――“胸キュン”のツボは“まっすぐ”と“ガンバリ”


“胸キュン”スイッチを押しまくれ!――“胸キュン”のツボは“まっすぐ”と“ガンバリ”・若い女性  “胸キュン”とは「ココロがときめく」、「胸が締めつけられるような感覚」になること。恋愛だけでなく、ふだんの生活のなかでも、好きな俳優が出演するドラマをみたり、小説や映画に感動したり、あるいはスポーツ選手の活躍やペットの可愛いしぐさなど、“胸キュン”シーンも人によってさまざまだろう。
 トレンドボックス・リサーチでは、20代から50代の女性400名を対象に、最近“胸キュン”したのはいつか、実際どんなことに “胸キュン”したのか、“胸キュン”するポイント、“胸キュン”が行動にもたらす影響などについて聞いてみた。



finding#1
若い人ほど“胸キュン”感度は良好!

 マスコミでは、中高年女性によるイケメンや演歌歌手への熱狂がよく伝えられているが、“胸キュン”体験は意外に若い人ほどひんぱんに起きている。



●最近“胸キュン”したのはいつですか?

●最近“胸キュン”したのはいつですか? 帯グラフ


 年代別にみると、20代では「1〜3日以内」がトップで、「1週間以内」(「1〜3日以内」+「1週間以内」)が約半数を占めた。この結果をみる限り、無感動で無気力な若者像というのは、あまり当てはまらないようだ。

※ここでは「1年以上前」が52%ともっとも高いが、“胸キュン”に関する説明なしの設問だったために、“胸キュン”の理解度によって回答にばらつきが表れたことも考えられる



finding#2
20代〜40代は連続ドラマ・俳優、50代は映画で“胸キュン”

 最近、どのようなことに“胸キュン”したかに関しては、「テレビの連続ドラマ」(21.3%)がトップで、「自分の好きな俳優、女優(芸能人)」(16.8%)、「家族や友だちからの支え・存在」(16.5%)、「映画」(14.5%)が続いた。



●最近、“胸キュン”した出来事トップ5(全体、年代別)

●最近、“胸キュン”した出来事トップ5(全体、年代別)


 若い人のテレビ離れも指摘されるが、意外にテレビが心のなかで大きな地位を占めている。さらに、最近の“胸キュン”の感度別(「1週間以内」、「1週間〜1年以内」、「1年以上」)にみると、「1週間以内」層で「家族や友だちからの支え・存在」(33.0%)が全体を大きく上回っており、“胸キュン”感度の高い人ほど、ごく身近なところで“胸キュン”体験が起こっている実態がうかがわれた。

※“胸キュン”の内容に関する選択肢を表示したところ、「1年以上前」層においても多くの反応がみられた



finding#3
“胸キュン”は元気やコミュニケーションの源

 “胸キュン”した後にどのようなことをしたくなるかを尋ねたところ、「仕事・家事・勉強へのやる気がでてくる」と「泣きたくなる」が3割強で、「ブログやメールをしたくなる」、「とにかく人に会いたくなる」、「誰かに電話したくなる」が続いた。“胸キュン”後にしたくなることについては、大きくは「やる気派」、「泣く派」、「コミュニケーション派」の3つのタイプに分かれるようだ。
 年代別にみると、30代で「ブログやメールをしたくなる」が全体を大きく上回った。
 また、“胸キュン”の感度別にみると、「1週間以内」層で「とにかく人に会いたくなる」が全体を大きく上回っており、“胸キュン”感度が高い人ほど、身近な人とのコミュニケーションを求める傾向があるようだ。



●“胸キュン”した後、どのようなことをしたくなりますか?

●“胸キュン”した後、どのようなことをしたくなりますか?


finding#4
50代の6割近くは“胸キュン”を自己消化

 あなたの“胸キュン”体験は、A:自分だけの胸に秘めておきたい、B:他人と共有したい、のどちらに近いかを聞いた結果、全体では「自分だけの胸に秘めておきたいに近い」計(「近い」+「やや近い」)が46.3%で、「他の人と共有したいに近い」計(「やや近い」+「近い」)は32.0%にとどまった。
 年代別にみると、50代で「自分だけの胸に秘めておきたいに近い計」が全体を大きく上回っている。
 また、“胸キュン”感度別にみると、「1週間以内」層で「他の人と共有したいに近い計」(47.7%)が全体を大きく上回っている。やはり、“胸キュン”体験が新鮮なほど、他の人と共有したいという願望が強いようだ。



●“胸キュン”体験は、どちらに近いですか
A:自分だけの胸に秘めておきたい
B:他の人と共有したい(ひとつ選択)

●“胸キュン”体験は、どちらに近いですか A:自分だけの胸に秘めておきたい B:他の人と共有したい(ひとつ選択) 帯グラフ


 

聴いて思わず “胸キュン”した歌は?

 あなたが“胸キュン”するのは懐かしい歌?それとも最近の歌?“胸キュン”する懐かしい歌は自分が何歳くらいのときに聴いた歌?――それぞれの年齢層で、いま聴いて“胸キュン”する歌を選んでもらった。

●いま聴いて “胸キュン”する歌トップ5(年代別)

全体

20代

30代

40代

50代

第1位

世界に1つだけの花
(SMAP、2003年)
―27.5%

桜坂
―31.0%

桜坂
―34.0%

世界に1つだけの花
―28.0%

クリスマス・イブ
―28.0%

なごり雪
―38.0%

第2位

桜坂
(福山雅治、2000年)
―24.8%


(オレンジレンジ、2004年)
―26.0%

さくら
(ケツメイシ、2003年)
―26.0%

世界に1つだけの花
―32.0%

いい日旅立ち
―30.0%

第3位

クリスマス・イブ
(山下達郎、1983年)
―23.0%

守ってあげたい
(松任谷由美、1981年)
―25.0%

桜坂
―22.0%

世界に1つだけの花
―26.0%

クリスマス・イブ
―26.0%

第4位

なごり雪
(イルカ、1975年)
―22.3%

世界に1つだけの花
―24.0%

クリスマス・イブ
―24.0%

なごり雪
―19.0%

第5位

いい日旅立ち
(山口百恵、1978年)
―17.3%

Can You Celebrate?
(安室奈美恵、1997年)
―22.0%

どんなときも
(槙原敬之、1991年)
―22.0%

守ってあげたい
―16.0%

贈る言葉
(海援隊、1979年)
―20.0%


今回提示した18曲:「こんにちは赤ちゃん」(梓みちよ)、「バラが咲いた」(マイク真木)、「なごり雪」(イルカ)、「結婚しようよ」(吉田拓郎)、「あなた」(小坂明子)、「ペッパー警部」(ピンクレディー)、「いい日旅立ち」(山口百恵)、「贈る言葉」(海援隊)、「守ってあげたい」(松任谷由美)、「クリスマス・イブ」(山下達郎)、「卒業」(尾崎豊)、「パラダイス銀河」(光GENJI)、「どんなときも」(槙原敬之)、「Can You Celebrate?」(安室奈美恵)、「桜坂」(福山雅治)、「世界に1つだけの花」(SMAP)、「さくら」(ケツメイシ)、「花」(ORANGE RANGE)

どの年代においても、SMAP「世界に1つだけの花」は“胸キュン”した曲としてあげられるが、やはり年代ごとの特徴もあり、他の年代と比べてスコアの高かった曲には、下記のような傾向がみられた。

[20代] 2003年 「さくら」(ケツメイシ)----21歳(25歳の人を基準にした場合)
[30代] 1991年 「どんなときも」(槙原敬之)----19歳(35歳の人を基準にした場合)
[40代] 1983年 「クリスマス・イブ」(山下達郎)----21歳(45歳の人を基準にした場合)
[50代] 1975年 「なごり雪」(イルカ) ----23歳(55歳の人を基準にした場合)

 上記のように、各歌がヒットした年と年齢層や時代の関係は強く、どの年代においても自身が20歳前後だった時代によく聴いていた曲が“胸キュン”のツボとなっているのが分かった。

 


finding#5
胸キュン”するツボは “まっすぐ系”と“がんばり系”!

 “胸キュン”するツボとしてあてはまる言葉を選んでもらったところ、トップ3は「純粋さ」(44.8%)、「ひたむきさ」(42.0%)、「実直さ/誠実さ」(35.0%)だった。以下、「真剣さ」(33.8%)、「可愛らしさ」と「切なさ」(ともに32.8%)が続く。
 また、“胸キュン”する言葉を下記の表のように傾向別に分類してみると、『まっすぐ系』(59.3%)、『がんばり系』(55.3%)が半数を超えた。



※“胸キュン”のツボを探るため、7方向の軸を設定し、今回の調査では各軸のキーワードを調査項目とした。

7つの方向

各方向を表すキーワード

1. 可愛さ

可愛らしさ、汚れなさ

2. 切なさ・回顧

切なさ、懐かしさ

3. がんばり

ひたむきさ、真剣さ

4. フレッシュ

若々しさ、不器用さ

5. 明るさ

元気さ/前向きさ、爽やか

6. まっすぐ

純粋さ、実直さ/誠実さ

7. 非日常・特殊

男らしさ、色気がある



●“胸キュン”する言葉の傾向別分類の年代別特徴

【“胸キュン”する言葉の傾向別分類の年代別特徴】 レーダーチャート


 年代別のレーダーチャートからは、20代ではどの軸においても全体より高く反応しており、多様な要素が“胸キュン”につながっているのが分かる。
 また、「フレッシュ軸」(若々しさ、不器用さ)については、40代、50代では全体よりも反応が低く、若い女性にのみ届くツボであることが分かる。さらに、50代では「がんばり軸」(ひたむきさ、真剣さ)に高い価値を置いており、高度経済成長期を生きてきた自分の姿と重ね合わせている様子がうかがえる。



 

 女性たちが“胸キュン”やときめきを感じる機会は、若い世代ほどひんぱんで、年齢が高まるほどその機会は減っていくようだ。“胸キュン”した内容については、テレビの人気ドラマなどの影響がかなり強いようだが、家族や友だち、異性などリアルな人間関係で“胸キュン”することも少なくなかった。
“胸キュン”するポイントでは、「純粋さ」や「ひたむきさ」、「実直さ/誠実さ」などが高い評価を得ており、昨今の王子ブームを裏づける結果となった。また、“胸キュン”効果として、ポジティブになれること、泣くこと、誰かに伝えることなどがあがった。
 このたびの調査結果からは、“胸キュン”に対する世代間の差が浮き彫りになった。「がんばらないでよい」、「ゆるさのなかの満足感」というレッテルを貼られがちな若者だが、心のなかはいつも小さな感動で満たされている。一方中高年は、韓流や王子ブームなどに熱狂する姿がクローズアップされているが、“胸キュン”の幅は意外に狭いことが分かった。

あなたの“胸キュン”体験(各年代の特徴的なフリーアンサーを抜粋)

[20代]
・愛猫のカワイイ寝姿に胸キュンしました
・友人からのデコメールがかわいかった
・秋のスイーツを食べたとき
・恋愛小説を読んで
・バスの運転手さんがやさしかった

[30代]
・友だちの悩み話を聞いたとき
・大切な人からのメール
・子どもに大好きといわれるとき
・息子が甘えてきたとき
・動物の仕草

[40代]
・パートナーからのホッとするひとこと
・だんな様がホテルのディナーに誘ってくれたこと
・同窓会で昔の友人に会った
・上司との話
・憧れの人に2人で会えた

[50代]
・好きなタレントさんのコンサートに行ったとき
・ドラマをみて
・単身赴任の夫が戻ったとき
・昨年の早稲田実業と駒大苫小牧の試合や今年の佐賀北の活躍
・テレビの動物番組で、けなげな姿に胸キュン

 とはいえ、フリーアンサーからは、どの年齢層でも、20歳頃の生活や想い出を支配してきた価値観が“胸キュン”につながっている様子がうかがわれた。“胸キュン”は人びとのココロを揺らし、「だれかに伝えたい」、「何かしたい!」気持ちにさせる。“胸キュン”は明日の元気の素であり、コミュニケーションのネタでもある。彼女たちの“胸キュン”スイッチをいかに押すか――そうした回路の発見がヒット商品の開発につながるかもしれない。

 




■調査概要

◎調査方法:

インターネット調査

◎調査時期:

2007年9月7日〜2007年9月10日

◎対象者:

全国に在住の20〜59歳女性個人(各年代100サンプルずつ)

TOTAL:400サンプル

※調査結果を転載される場合には、事前にご連絡の上、許諾を得ていただくようにお願いいたします。






【“胸キュン”した出来事は何ですか?(複数選択)】

【“胸キュン”した出来事は何ですか?(複数選択)】 折れ線グラフ


【“胸キュン”したあと、どのようなことをしたくなりますか?(複数選択)】

【“胸キュン”したあと、どのようなことをしたくなりますか?(複数選択)】 折れ線グラフ


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