株式会社電通(本社:東京都港区、社長:山本 敏博)の電通総研メディアイノベーション研究部は、2015年より若年層スマホユーザーにおける写真や動画アプリを使用したビジュアルコミュニケーションというテーマの研究を続けており、今回は特にSNS上の動画利用実態に注目した調査を実施いたしました。SNSへの関与が高い15-34歳男女を対象に定量・定性調査を行い、その現状把握や今後に向けた示唆を整理しました。本リリースでその一部をご紹介します。

 調査から抽出された主なファインディングスは以下の通りです。

【主なファインディングス】
1. 動画世代のスマホユーザーを読み解くキーワードは「ES-M-L(エス・エム・エル)」。
〈ES:Ephemeral/Short〉一定時間後に消えてしまう動画や短めの動画で発信のハードルを下げて、手軽に動画のシェアを行う。
〈M:Moru〉自分の姿や日々の体験を加工アプリで盛ってコンテンツ化する。例えば、1投稿あたりの写真加工アプリ使用数は平均3個。その他、動画の加工も盛んに。
〈L:Live〉「いま」にフォーカスした情報発信をSNS上のライブ配信で行うことを好む。
2. 1日あたりユーザーが「いいね!」を押す平均回数は、Facebookでは9.3回、Instagramでは10.3回。
3. ファッションやセレブリティーといったビジュアルが鍵を握るテーマにおいては、若年層ではネット検索よりもSNS検索を利用する傾向がある。
4. およそ4人に3人の割合で、SNSのほかのユーザーの写真・動画(ビジュアルコミュニケーション)の影響で何らかの購買/消費行動を行ったことがあると回答。
5. SNSの発信モチベーションは、1位「自分自身の体験のストック」、2位「つながり、コミュニケーション」、3位「生活のアピール/演出」。
詳細はPDFをご覧ください。

 全体を通して、SNS上のコミュニケーションが動画主体へと移行しつつある兆しとともに、スマホを使いこなす世代ならではの利用特性やインサイトが見えてきました。

 本調査からの知見を要約したインフォグラフィックスを、下記URLから無料でダウンロードできます。また、より詳しいレポートをご覧になりたい方は、本リリースの末尾の問い合わせ先までご連絡ください。
https://www.dentsu.co.jp/knowledge/pdf/visual_communication_2017.pdf

 なお、今回の調査をもとにした執筆原稿を2月16日発売予定の電通総研編集『情報メディア白書2017』に掲載しております。

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