● update：Mar.31,2014

ミンナゴプロジェクトは、abicが初めて手掛けた市民参画型のシティプロモーションである。
市民参画という時代の流れを受けて、それをどのようにシティプロモーションへと結びつけていくかが課題であった。

その担い手として名古屋の大学に通う大学生が選出された。その理由は、彼らは、就職活動などの将来に備えて社会に関わりたいというマインドが強いこと、そして学生達の大半は大学という枠を超えた交流があり、ソーシャルメディアを通じた波及力を持っていることが挙げられる。

彼らは、「名古屋は好きだけど、その良さや魅力をどう他人（例えば、東京や大阪の友達など）に伝えていいのか分からないという悩みを持っていた。そこで、彼ら自身が編集者となり、まちや人を取材しそれらの情報をソーシャルメディアやＷＥＢサイトで発信した。それを知った友人が参画することで更にコミュニティが広がっていった。そして最後に発信した内容は小冊子にまとめられイベントで発表された。そうしたプロセスを通じて彼ら自身が名古屋の魅力に気づき、共感する人の輪が広がり、漠然とした「好き」という気持ちから「誇り」を感じるようになっていった。