dentsu abic project

プレイス・ブランディングの
しくみ

プレイス・ブランディングでは、行政など特定の主体のみが関わるのではなく、企業や市民など様々な立場のアクターが場所づくりに参加することを目指します。様々なアクターの関わりによって、場所のもつ意味の空間は固定されることなく常に再編成され、動態的なサイクルを繰り返し、豊かになっていきます。

プレイス・ブランディング・プロセス

電通abic projectでは各地での多数の事例をもとに、プレイス・ブランディングを実現するための手順を実践的に体系化しています。

プレイス・ブランディング・プロセス

ステージ1場所の単位を設定する

「場所=プレイス」には様々な単位が存在します。県や市町村といった行政単位だけでなく、区画・通り・街・沿線・島…など行政単位の一部であったり、それを超えるもの、つなぐものなど、場所を柔軟にとらえ有意義な単位を設定することが可能です。
単位の設定に正解はありませんが、場所に対する感覚や意味づけ(センス・オブ・プレイス)を感じ取りながら、柔軟かつ創造的に最適な単位を見つけ出すことが成功の鍵を握ります。

ステージ2場所の意味を探索する

対象とする単位に対して、人々にとってその場所がどのような意味を持つか理解していきます。
定量調査、定性調査、SNS分析などのマーケティングノウハウに基づく複数の手法を組み合わせながら、センス・オブ・プレイスを探索していきます。

テキスト・マイニングに基づく
「横浜」の連想構造図

SNS画像分析に基づく #横浜観光 の
イメージ・マイニング・マップ

ステージ3場所の意味をつくる

把握したセンス・オブ・プレイスを読み解き、どのように場所の意味づけを行っていくのかを具体化します。目指す方向性を言葉とビジュアルによって可視化し、場所の新たな意味の世界を描くことで、今後のプレイス・ブランディングを担う扇の要の役割を果たします。

ステージ4場所の意味を具現化する

様々なアクター達が交わり、場所の意味を具現化する活動が展開される段階です。
住民や、行政、企業など様々な地域の関係者がセンス・オブ・プレイスを起点とした多様なコンテンツを生み出し、連携して発信することで新たな場所の意味を豊かに伝えていきます。