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AIによるSNS画像分析
イメージ・マイニング

SNS空間に流通する
場所に関する大量の画像を解析
イメージ・マイニング

「イメージ・マイニング」とは、SNS空間に流通する、一般のユーザーが個人的な眼差しで切り取った大量のイメージデータを活用したセンス・オブ・プレイスの探索手法です。
ハッシュタグによって場所に関する画像を収集し、AIによって分類・特徴を把握していくことで、一般ユーザーが場所について共有している画像の傾向をつかむことが可能です。
これまでテキストを中心に把握していたセンス・オブ・プレイスを、画像によって視覚的に捉え世界観を分析することで、多くの関係者とセンス・オブ・プレイスを直感的に共有することが可能になります。

イメージ・マイニング・マップ

AIによりグルーピングされた画像群について、代表的な特徴をもつ画像を配置したマップを作成。さらに“場所らしさ”に関する特徴を読み解き,言語表現を加えることで、「場所の意味風景」を可視化することが可能になります。

#横浜観光 のイメージ・マイニング・マップ例

集計対象:2021年6月1日~2022年5月31日の間にInstagram上に投稿された画像から抽出。(広告・宣伝投稿を除く。食事投稿のグループを除く)
対象画像総数:16,564件

イメージ・マイニングによって浮かぶ意味風景

イメージ・マイニングによって、色彩、季節感、時間的な移ろいなど、人間の五感を刺激するセンス・オブ・プレイスの把握が可能となります。これらはブランドの世界観の設計(プレイス・ディレクション)に有効な示唆を与える可能性が広がります。

分析の観点 把握できる特徴
色彩 場所の体験として印象的に描かれる風景の色
時間・季節感
(移ろい)
日中の風景・夕景・夜景などの時間ごとの風景・コンテンツ、季節ごとの印象的な風景・コンテンツ
質感・
スケール感
外見的に想起される質感、被写体の大きさ、被写体との距離といったスケール感

本研究に関する論文が日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングスVol.12 に掲載されました。