works > 新潟県長岡市
● update:June.15,2018
長岡市は、東京から上越新幹線で約1時間半ほど離れた新潟県の中部に位置する25万人を超える新潟県第二の都市。北陸ならではの米どころ日本酒どころであり、また夏には日本三大花火とも謳われ全国から観光客が訪れる長岡花火など、一見、観光資源豊富で恵まれているように見える。
しかし、実際には都市圏や新潟市などへの人口流出や、夏時期だけ人が訪れる観光資源など、課題は多かった。そこでシティプロモーション担当部署ができたタイミングで、市が持つファクトをベースにブランドの方向性を策定するとともに、そのブランドを構築するためのアクションを手がけた。
初期段階において、定量調査を実施して客観的なブランドのポジションを把握するとともに、長岡市のことを知り尽くす市役所の様々な課に協力を仰ぎ、ワークショップを開催。
改めて客観的に長岡市の資産やいいところ、また市に住む人だからこそ知り得る課題などをあぶり出し、そこからチームを組みブランドの方向性を何度も議論を重ねた。
そこで導き出されたひとつの長岡市が持つ精神としての「志」というものをシンボルとして、長岡市の志を見える化し、今一度スポットライトを当てそれを集積していくプラットフォームとして、「な!ナガオカ」というシティプロモーションサイトを展開。長岡で活躍する人を取り上げつつ、さらに地元のライターや長岡造形大学の協力も得て、取材・記事制作、プロモーションツール制作・ワークショップなどを行なっている。
また、このようなプラットフォームの運営・推進と同時に、長岡市の最も大きなシンボルでもあり、戦後70年の際に姉妹都市であるホノルルとの平和交流事業として実施したパールハーバーでの長岡花火打ち上げプロジェクトのプロモーションも行なった。長岡市に住む子供たち、そして長岡造形大学の学生の皆さんとともに、パールハーバーへと届けるプロジェクトムービーを制作した。
こちらも長岡に住む子供たちや学生たちとともに創り上げたビッグプロジェクト。
このようなプラットフォーム構築とあわせて、企業と長岡市のマッチングや、地元企業との商品開発など、地域と強く結びつきながらプロジェクトを今もなお推進している。