当社は、本日開催の取締役会において、2020年1月以降のグループ経営体制と役員体制について決議しましたので、以下のとおりお知らせします。
なお、当社は、2019年2月19日付の当社のニュースリリース「持株会社体制移行に伴う会社分割並びに定款変更(商号および事業目的の変更)に関するお知らせ」にてお知らせしましたとおり、事業会社としての全ての機能を株式会社電通承継準備会社に承継させることにより、2020年1月1日に純粋持株会社体制へと移行し、その商号を「株式会社電通グループ」へと変更します。また同時に、同社内にグループ内の国内事業全般の事業企画・基盤整備を目的とする「電通ジャパン・ネットワーク」を発足させます。さらに、これまで当社が有していた事業会社としての全ての機能を承継した株式会社電通承継準備会社は、その商号を「株式会社電通」へと変更し、新しい株式会社電通としてスタートします。

【2020年1月以降のグループ経営体制について】



新しいdentsu(グループの総体)が目指すもの:
dentsu内の人材が、グローバルレベルで国や組織を超えてオープンに繋がり、多様な視点を持ち寄り、誰からでもどこからでもイノベーションが生まれる状態を当たり前にすること。さらに、そうした人材がdentsu内だけでなく、外部のさまざまなパートナーと柔軟にチームを組むことで、新たな価値と新しいビジネスを次々に創造していく、そんな新しいdentsuを目指します。

純粋持株会社「株式会社電通グループ」の役割:
グループ全体のガバナンスに留まらず、価値創造、およびイノベーションの創発にあたる全てのグループ内の個社・個人をエンパワーする役割を担います。そのため、株式会社電通グループは、
①  組織の壁を超えた柔軟なチームづくりができる環境を整備します。
②  事業ドメインの拡張や新規事業・サービスの立ち上げに資する機会の提供とサポート体制づくりを行います。
③  イノベーションを生み出すアイデア、エグゼキューション、マネジメントの力を育む機会を提供します。
いわゆる一般的な持株会社ではなく、dentsu全体をチームにする会社、すなわち「チーミング・カンパニー」になることを目指します。


株式会社電通グループ内に設立するカンパニー「電通ジャパン・ネットワーク」の役割:
電通グループ内に設立する電通ジャパン・ネットワークは、国内事業グループ116社に対して上記①~③と同様の環境整備、サポート体制づくり、そしてイノベーションを生み出すための機会提供を行います。あらゆる課題に対して最適なチームを組んで対応できるよう、フラットで緊密なネットワークを築く基盤整備を行います。


新しい「株式会社電通」の役割:
現在の株式会社電通の事業会社としての全ての機能を株式会社電通承継準備会社に引き継ぎ、同社は、その商号を「株式会社電通」へと変更します。新しい株式会社電通は、国内グループ116社の中の1社として位置付けられ、より独立した形での事業成長と、自らのビジネストランスフォーメーションをこれまでとは違う次元のスピードを持って推進していきます。また、自社が持つ知見やクライアント・ポートフォリオをdentsu内で共有・強化し、多様な専門性を有するさまざまなdentsu内の事業会社と連携して、ソリューションの高度化とサービス価値の向上を推進します。


■2020年役員体制について

1. 株式会社電通グループ
(1)  取締役候補者と退任予定の取締役について
株式会社電通グループの監査等委員でない取締役および監査等委員である取締役の候補者、ならびに退任する予定の取締役は、以下のとおりです。



③ 退任予定の取締役(4名)
 以下の取締役は、2020年3月に開催予定の定時株主総会の終結時をもって退任する予定です。

 

(2)  執行役員の選任について
株式会社電通グループの執行役員を以下のとおり選任します。




(3)  グループ経営会議の設置について
取締役会からの移譲を受け、取締役会決議事項以外の株式会社電通グループの重要事項の審議、グループ経営上の課題の認識、グループ経営計画および経営戦略等の協議および審議を担う機関として「グループ経営会議」を設置します。議長は山本社長執行役員が務め、メンバーは13名とします。任期は、2020年1月1日から同年12月31日までの1年間とします。

2.電通ジャパン・ネットワーク
(1)  電通ジャパン・ネットワークの設置および執行役員の選任について
株式会社電通グループ内に、前記の役割を有する社内カンパニー「電通ジャパン・ネットワーク」を設置し、その執行役員を以下のとおり選任します。



(2)  「電通ジャパン・ネットワーク・ボード」の設置について
株式会社電通グループの取締役会およびグループ経営会議からの委譲を受け、取締役会およびグループ経営会議決議事項以外の株式会社電通グループのジャパン・ネットワークに関する重要事項の審議、ジャパン・ネットワーク経営上の課題の認識、ジャパン・ネットワークの経営計画を策定する会議体として「電通ジャパン・ネットワーク・ボード」を設置します。議長は五十嵐 電通ジャパン・ネットワークCEOが務め、メンバーは以下のとおり(追加選任の可能性有)とします。その任期は、2020年1月1日から同年12月31日までの1年間とします。

  

3.株式会社電通
(1)  取締役および監査役の選任について
株式会社電通の取締役および監査役を以下のとおり選任します。

  


(2)  執行役員の選任について
株式会社電通の執行役員を以下のとおり選任します。

(3)  執行役員の退任について
以下の当社(現「株式会社電通」)の執行役員は、2019年12月31日をもって退任する予定です。




(4)  エグゼクティブ・プロフェッショナル(EP)の選任について
当社が2018年1月に導入した極めて高い専門性を持つ特別な人材を処遇する「エグゼクティブ・プロフェッショナル制度」を株式会社電通が引き継ぎ、これに基づき、2020年度のエグゼクティブ・プロフェッショナル(EP)として、以下のとおり7名を選任します。
本制度は、特定の領域において極めて高い専門性を有し、当社に大きな貢献をもたらしている人材を選定し、EPに任命するものです。EPに対して、執行役員相当またはそれ以上の立場や環境を提供することで、その専門性をさらに生かして、一層大きな成果を生み出してもらうことを主眼としています。
 
EPには、
 1. チーフ・エグゼクティブ・プロフェッショナル(CEP)
 2. シニア・プライム・エグゼクティブ・プロフェッショナル(SPEP)
 3. プライム・エグゼクティブ・プロフェッショナル(PEP)
 4. エグゼクティブ・プロフェッショナル(EP)
 の4等級を設け、それぞれ任期は1年間(1~12月)とし、毎年選任を行います。

株式会社電通の2020年度EPを以下のとおり選任します。


※詳細は添付のPDFをご覧ください。

以上