― 大手クリエーティブエージェンシー「パートナーズ社」の買収で合意 ―
株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:山本 敏博、資本金:746億981万円)は、海外本社「電通イージス・ネットワーク」※を通じて、ポルトガルの大手クリエーティブエージェンシー「MSTF Partners」(本社:リスボン市、CEO:Tomas Froes、以下「パートナーズ社」)を買収することにつき、同社株主と合意しました。
2003年に設立されたパートナーズ社は、新しいタイプの独立系クリエーティブエージェンシーを目指して、市場に対する高い理解と戦略的思考をもとに、柔軟で地域に根差したクリエーティブに注力することで、成長を遂げてきました。
現在では約60名の社員を抱え、革新的で既成概念にとらわれないアイデアを生み出すことで、広告メディア、マーケティングチャネルを限定しない戦略、デジタル、クリエーティブの統合ソリューションを顧客に提供しています。ポルトガルでは大手クリエーティブエージェンシーの一角を占め、独立系としては最大手の地位にあります。
株式取得後、当社はパートナーズ社にメディア機能も備えることで、ポルトガルにおけるクリエーティブおよびメディア関連サービスの強化と事業規模の拡大を図ります。
なお、本件が当社の2018年12月期の連結業績に与える影響は軽微です。
※電通の海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク」(本社:英国ロンドン市)は、10のグローバルネットワーク・ブランドを中心に世界でビジネスを展開しています。10のブランドとは、Carat、Dentsu (Dentsu Brand Agencies)、dentsu X、iProspect、Isobar、mcgarrybowen、Merkle、MKTG、Posterscope、Vizeumを指します。
【パートナーズ社の概要】
社名:MSTF Partners - Agencia de Publicidade, S.A.(パートナーズ社)
本社所在地:ポルトガル・リスボン市
設立:2003年5月
収益(Revenue):605万ユーロ(約7.9億円)(2017年12月期)
代表者:Tomas Froes(CEO)
従業員数:60名
事業内容:クリエーティブ領域全般のサービスを提供