「レスポンスコネクター・ダッシュボード」を開発

 株式会社電通(本社:東京都港区、社長:五十嵐 博)は、テレビCMの効果を出稿翌日に可視化するダッシュボードサービス「レスポンスコネクター・ダッシュボード」を開発、提供開始します。広告主が設定したダウンロード件数、購入件数、サイト来訪数などのKPIと「CM出稿データ」を紐づけることで、CM1本単位の効果測定を可能にします。同時に、CMテストの際に最適な素材数や出稿エリアを算出するツールも開発。これにより広告主の効率的な事業拡大・見込み顧客獲得の第一歩につなげます。

 テレビCMは伝統的に「認知・ブランディング」に寄与するメディアとして活用されてきましたが、近年、CM出稿の目的を「獲得・コンバージョン」に設定する広告主が増えています。それに伴い、顧客の獲得、利益、その先のロイヤル化など、広告主が設定したKPIに対する効果が見えにくいといった課題も見えてきました。

 「レスポンスコネクター・ダッシュボード」は、CM1本ずつに対し、広告主が設定したKPI項目と紐づけることにより、出稿効果を細かく検証するツールです。どの曜日・どの時間帯でCMに効果があったかを分析し、ユーザーへの「即時的な広告効果」を可視化できます。さらには、質の高いユーザーの反応、すなわちLTV(Life Time Value)など「中長期的な広告効果」も継続的に分析することが可能です。本ツールの計測ロジック(特許出願中)は、すでに50社以上に提供実績があります。設定したKPIに対してオンエアが複数ある場合には、重複カウントを避け、さらにシーズナリティー(CM 未実施時期に与える要因を考慮した数値)を精密に加味した形で分析を行います。また、難しいデータ連携作業やアカウント作成などが不要なため、日々のデジタル広告実績との連動や、効果の比較にも便利です。

●設定可能なKPIと必要なデータ
・月日時分のアクションデータ(ダウンロード件数、購入件数、サイト来訪数など)
・月日時分のテレビCM出稿データ

●対象エリア
すべての放送エリアに対応

●ダッシュボードイメージ
「素材別・曜日別・時間帯別・番組名・番組ジャンル別」などの効果を、「エリア」や「CMの影響時間幅」を指定した上で可視化することが可能です。ダッシュボードの内容は広告主のオーダーに応じ、あらゆるカスタマイズに対応します。

●PDCAにおける利用イメージ

●「素材数・出稿エリアの最適化ツール」を標準装備
CMテストに当たり、「どの程度の差が出れば、素材Aよりも素材Bが良かったのかが分からない」という疑問に対し、ターゲット・実施想定エリア、出稿量などを指定すれば、"統計的に有意な差"が出るために必要なクリエイティブ素材数を逆算し、プランニング段階で最適化するツールです。また逆に、ターゲット・素材数、出稿量などを指定して、最適なエリアを算出します。

 電通は今後も、テレビ広告出稿における効果の分析・可視化を進化させるとともに、電通の強みであるバイイング力、最適なクリエイティブの制作などで、企業のマーケティング活動に貢献してまいります。

以上

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        陳、山田 
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