「CODE HUMANITY(人間らしさをコードせよ)」をコンセプトに革新的な4作品を発表

 株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:五十嵐 博)と、株式会社電通クリエーティブX(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:松木 俊介)は、さまざまな業界から企業、クリエイターが集う世界最大級のテクノロジーと音楽・映画の祭典「SXSW ONLINE 2021」(サウス・バイ・サウスウエスト・オンライン 2021)*1の「Partner Programming」(パートナー・プログラミング)*2に参加し、パートナー企業や大学と共創した四つのプロトタイプ作品をプレゼンテーションします。

 当社は2018年から毎年コンセプトを設定し、SXSWのトレードショーに、さまざまなプロトタイプ作品を出展しています。今年のコンセプトは「CODE HUMANITY(人間らしさをコードせよ)」です。

 「CODE HUMANITY」とは、テクノロジーの進化で忘れられがちな「ヒューマニティー」(人間らしさ)にフォーカスし、人の感情や愛情、気持ちに寄り添う「コーディング」(技術開発)を進めていくという考え方です。技術とクリエイティビティーを掛け合わせることで、革新的なソリューションやサービス、製品が生み出され、社会がより良い方向にシフトし、パートナーのビジネス領域が拡張されることを目指します。

 今年は、「CODE HUMANITY」の中から、motion(人の動き)、wellbeing(幸福)、food cycle(食循環)、weather(天気)という、人間らしさと深く関連する四つのテーマに沿った作品を出展します。

詳細は「電通SXSW特設ページ」をご覧ください。

<当社オンラインプレゼンテーション概要>
・日時   :①3月16日(火)午後2時30分(米国オースティン市 現地時間)
        3月17日(水)午前4時30分(日本時間)

       ②3月17日(水)午前2時30分(米国オースティン市 現地時間)
        3月18日(木)午後4時30分(日本時間)

・公開場所 :https://www.sxsw.com/ (SXSW ONLINE 2021オフィシャルサイト)
      (視聴には上記SXSWオフィシャルサイトから別途パスの購入が必要、
       現地時間4月18日まで同サイト上で視聴可能です)

<発表する四つのプロトタイプ概要>
1. motion x dentsu「MOTION DATA LAB(モーションデータラボ)」
人の動きや行動を計測するモーションデータの価値を表現するプラットフォーム。

Dentsu / PYRAMID FILM QUADRA / PYRAMID FILM / GORAKU / Xenoma / Data Artist


ウェブサイト: https://motiondatalab.com/

「MOTION DATA LAB」は、衣服と同様に着用するスマートアパレルや、カメラを使った画像解析などから収集保存される大量のモーションデータをプラットフォームに記録し、病気のリスク予測、アスリートのパフォーマンス向上、伝統・文化の継承などさまざまな分野で新たな価値への変換を目指すプロジェクトです。


2.wellbeing x dentsu「Marshmallog(マシュマログ)」
内蔵センサーにより、主観的な不調を楽しく記録するマシュマロ型のIoT玩具。

Dentsu / Touchence / neurowear / A-KAK / Rooftop / TRY2 / Mitsui Chemicals


瞑想とスクイーズの共通点、それは「注意を向ける先を自分でコントロール」していること。どちらもSNSやマルチタスクなどの周囲の環境に振り回されがちな現代人のセルフマネジメントとして注目されている手法です。触りたくなるコネクテッド・スクイーズ「マシュマログ」は、マシュマロ型のスクイーズに内製されたジャイロセンサーと柔軟な圧力センサーによって触り方とタイミングを計測し、音や映像のバイオフィードバックを行うことで、楽しく注意のトレーニングをするコンセプトです。計測結果は記録され、アプリで確認することもできます。マシュマログは、あなたの気持ちを受け止めて、その瞬間を記録します。


3.food cycle x dentsu「Hungry Frame(ハングリーフレーム)」
ミズアブの力で生態系の食循環を体現する実験装置。

Dentsu / Grubin / amana
ウェブサイト: https://www.grubin.jp/

日々の食事の食べ残しには、次の食を育てる可能性が秘められています。その可能性を引き出すのがアメリカミズアブの幼虫です。彼らは高速で食べ残しを分解し、食べ残しを食べて大きくなった幼虫は魚の飼料になり、幼虫のフンは野菜の肥料として活躍します。私たちは、食の循環を、生活空間に溶け込むプロダクトとしてデザインし、ミズアブとひとの共生のカタチを提案します。Todai To Texas※3 の採択チームであるGrubinとともに、食べ残しへの向き合い方のアップデートに取り組んでいます。



4.weather x dentsu「SKYPEDIA(スカイペディア)」
AIが雲の形から生き物を生成、遊びながら気象について学べるアプリ。

Dentsu Creative X
ウェブサイト: http://skypedia.ai/

天気予報は、一日のはじまり。多くの人が毎日の天候を気にする一方で、どれだけの人が、日々の天気に「自然環境」という課題が潜んでいることに気が付いているでしょうか。テクノロジーの進化により天気予報は「情報」となり日常生活に組み込まれ、自然環境そのものに対する興味や関心が失われつつあるように思えます。SKYPEDIAは雲の形から生き物を生成し、その雲や空が持つ膨大なデータから、様々な気象情報をあなたに届けます。空を見上げることから、自然環境の今を知る、そのきっかけを生み出します。



※1 SXSWは例年3月ごろ、米国テキサス州オースティン市で開催されていましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年度は中止となり、今年は初のオンライン開催となります。
※2 各企業がオンラインイベントやセッションを通じメッセージを発信することのできるプログラムです。
※3 東京大学の卒業生・在学生が参加するスタートアップやプロジェクトチームが自分たちのプロダクトやサービスをSXSWへ出展し、世界に挑戦することを支援するプロジェクトです。



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