株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:榑谷 典洋)は、国内電通グループ4社および株式会社パンテック(本社:滋賀県大津市、代表取締役:黒木 正明)との共同プログラム「で、おわらせないPROJECT」にて開発した「名刺用凸面点字器ten・ten(テンテン)」で本日、「2022年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。

 「で、おわらせないPROJECT」は、企業が自社で取り組める活動として、オフィス等で使用しなくなったプラスチック製品を再資源化し、創造的再利用を目指す社会課題対応型のアップサイクルプログラムです。その第1弾として、入れ替え期限を迎えた防災用ヘルメットやクリアファイルなどを活用し、名刺に簡単に点字を書くことができる「名刺用凸面点字器ten・ten」を開発しました。その点字器を使い、国内電通グループ向けに点字名刺作成講習会も実施しています。有効なビジネスコミュニケーションツールとして活用されている名刺に点字が施され、それが浸透していくことで、社会全体のダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)の意識の啓発・推進につながると考えています。今後は、開発対象の製品・サービスを拡大しつつ、本ソリューションプログラムを顧客企業・団体等へ提供してまいります。

〈「で、おわらせないPROJECT」第1弾の「名刺用凸面点字器ten・ten(テンテン)」概要〉
URL:https://deowarasenai.jp

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〈審査委員の評価コメント〉
リサイクルプラスチックで何ができるかを考えた末に、そのプラスチックから小型点字器をつくってプロモーションに活かしたプロジェクトだ。点字器自体は非常に小さなもの故に、リサイクルによる環境負荷への対応としての効果は限定的かもしれない。しかしながら、広めた人に対して同時に複数の社会課題を意識させるコミュニケーションツールとして捉えると、意識喚起のために価値のあるプロジェクトだと感じて高く評価した。このプロジェクトの他の展開もぜひ期待したい。

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GOOD DESIGN SHOW 2022特設ウェブサイト
URL: http://promo.g-mark.org/

〈グッドデザイン賞とは〉
グッドデザイン賞は、デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動です。1957年の開始以来、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきました。グッドデザイン賞は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られます。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰しています。さらに、複雑化する社会において、課題の解決や新たなテーマの発見にデザインが必要とされ、デザインへの期待が高まっています。グッドデザイン賞は、審査と多様なプロモーションを通じて、デザインに可能性を見出す人びとを支援し、デザインにできること・デザインが生かされる領域を広げ、私たちひとりひとりが豊かに、創造的に生きられる社会をめざしています。

以上

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