イチローとイッキュウ

日本人で初めてアメリカの野球殿堂入りを果たしたイチローさんと電通で作った、好きなことをずっと続けたくなる絵本『イチローとイッキュウ』が、イチローさんの誕生日10月22日に文芸社より発売された。

本書は、イチローさん監修のもと、電通の村田晋平、宮田和弥（作）、平野奈央（絵）による著書である。

野球を通じて次代を担う子どもたちの教育に取り組んできたイチローさん。未来の子どもたちへ、時間を超えて自分だからこそ伝えられることがある。そんな想いで構想はスタートされた。イチローさんがこれまで歩んできた道のりのなかで大切にしてきたエッセンスが、一つの物語として結実している。

「はてはて山」の向こうに落ちた大きく青い流れ星。10歳になったイチロー少年は、犬のイッキュウと、星を探しに冒険にでかける。

しかし、道は険しく、思うように進めない。はたして、ふたりは星を見つけることができるのか。イチローとイッキュウは、さまざまな困難を乗り越えながら、一歩ずつ歩み続ける力の偉大さと仲間の尊さを知る──。

【イチローさん巻末コメントより】
僕は3歳の時に野球という青い星を見つけました。できなかったことができるようになるのが嬉しくて、毎日の練習を積み重ね、一歩ずつ、一歩ずつ、ここまで歩んできました。僕は決して野球選手として恵まれた体格ではありません。それでも長い間プロ野球選手としてプレーできたのは、その歩みを止めなかったからです。自ら踏み出す小さな一歩は、大きな可能性が広がる未来に繋がっています。好きなことを見つけたら、その気持ちを大切に続けてみてください。さあ、一歩ずつ。

監　督	イチロー
著　者	村田晋平、宮田和弥（作） 平野奈央（絵）
監　修	株式会社M4、鈴木弓子
発起人	池田隆一
定　価	2090円（税込）
発行日	2025年10月22日
ISBNコード	978-4286258997
仕　様	単行本（ソフトカバー）・40頁
発　行	文芸社