早く絶版になってほしい #駄言辞典

日本経済新聞社と日経BPが、世の中の多様性を阻むステレオタイプを撲滅することを目的に、2020年11月から新聞広告を通じて展開しているアクション「NIKKEIUNSTEREOTYPE ACTION」から、『早く絶版になってほしい #駄言辞典』が書籍として日経BPより6月10日に発売された。

古いステレオタイプによって生まれたひどい発言を「駄言」と名付けて募集したところ、想像を超える量の発言例が集まり、世の中にはびこる多種多様な駄言の存在が明らかに。

本書は、そんな滅びるべき駄言の数々を集めた辞典である。

駄言とは、無意識の思い込みによって生まれる言葉。発言した本人に悪気はなく、むしろその場の空気を明るくするため、相手のためによかれと思って言ったことが駄言になってしまうことが多い。その根底には、それぞれの人が育ってきた環境や教育などによって植えつけられたステレオタイプがある。

そこで、本書ではさまざまな角度から駄言について考察することで、駄言を口にしようとする人が思いとどまり、駄言を言われた側が「それ駄言ですよ」と言える世の中にすることを目指している。そして、いつか本書が必要なくなり「絶版」となれば、との願いも込められているという。

【主な内容】

第1章 「女性らしさ」「キャリア・仕事能力」「生活能力・家事」「子育て」「恋愛・結婚」「男性らしさ」の6つのカテゴリに分けて解説
第2章 キーパーソン6人に駄言についてインタビュー
第3章 駄言との向き合い方を考察
編 集 日経xwoman
定 価 1540円(税込)
発行日 2021年6月10日
ISBNコード 978-4296109470
仕 様 単行本・312頁
発 行 日経BP

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