
日本は、これまで経験したことのない「超高齢社会」に突入し、それに伴ってさまざまな問題が山積しています。医療、介護、年金、コミュニティ、買い物難民、特殊詐欺、ゴミ屋敷、自動車事故、就労、貧困…多岐にわたる問題には、「ビジネス視点」による持続可能な対策が必要です。
本書では、株式会社電通で長年シニア向けビジネスの開発に携わる著者が、高齢社会の諸問題にビジネスとして取り組むユニークな先行事例を多数取材。その事業がどのようなきっかけで誕生し、どこが新しく、なぜ成長しているのか、他の業界や職種にも応用できるヒントなどを、分析してわかりやすく紹介します。新規事業の種を探しているビジネスパーソン、課題解決に挑戦したい学生・社会人、「健康・長寿」「まちづくり」「産業」など分野でのSDGs(持続可能な開発目標)導入を考えている人などにおすすめの1冊です。
著 者 | 斉藤徹 |
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定 価 | 1,700円+税 |
発行日 | 2019年11月15日 |
ISBNコード | 978-4798162713 |
仕 様 | A5判並製・2色・左開き・横書き・216頁 |
発 行 | 翔泳社 |
□ 目次 □
序章 | 高齢社会の課題はビジネスになるか? |
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第1章 | 社会課題を解決するビジネスの作り方 |
第2章 | 体が変わる――「体の変化」に対応するビジネス |
第3章 | 「介護」が変わる――多様化する「介護周辺ビジネス」 |
第4章 | 「生活」が変わる――「日常の困りごと」を助けるビジネス |
第5章 | 「地域」が変わる――「地域コミュニティ」を活性化するビジネス |
第6章 | 「余暇」が変わる――「学び」と「エンターテイメント」のビジネス |
第7章 | 「仕事」が変わる――長寿社会の「働き方」をサポートするビジネス |
<本書のポイント>
- 冒頭で、高齢社会の課題について図表を交えて解説し、「課題解決ビジネス」を構想する際のポイントを紹介。
- 「健康」「介護」「日常の困りごと」「コミュニティ」「学び・エンターテイメント」「働き方」の各分野で、高齢化に伴い生じる問題と、その解決策となる商品やサービスの事例を紹介。
- 事例は、写真や図表(ビジネスモデルの仕組み図など)が入り、「発想のきっかけ」「どこが新しい?」「ブレイクスルーのポイント」「ビジネスのヒント」の4つの切り口で分析・解説する。