広告コミュニケーションの本質とは何か―「広告社会学」の試み

電通のシニア・コンサルタント安藤真澄氏の著書『広告コミュニケーションの本質とは何か―「広告社会学」の試み』が、ミネルヴァ書房より5月7日に発売された。

本書では、広告の実務家・研究者という二つの視点を持つ著者が、多様な広告論を整理した上で、ソシュール、バルト、シュッツ、ゴッフマン、ラカン、ハーバーマスなどの学説を踏まえながら、そもそも広告がなぜ通じるのかについて、広告コミュニケーションの本質とは何かについて考察している。また、デジタル・マーケティングの課題についても分析を行い、そこから広告の倫理と広告の未来について考察を進めている。

【主な目次】

序章 今,広告に何が起きているのか
第1章 広告に関する多様な論考
第2章 広告はアートなのかサイエンスなのか
第3章 「広告」と「広告する行為」―Advertisement とAdvertising
第4章 広告コミュニケーションの分析アプローチ
第5章 広告論の統合を目指して
第6章 広告と社会
第7章 広告コミュニケーションの類型化
第8章 広告理解の社会的図式―シュッツの有意性システム理論による広告理解の社会的なモデル化
第9章 デジタル・マーケティングはどこに向かうのか
第10章 広告における了解志向的コミュニケーション合理性
終章 広告はどこに向かうのか―合理的精緻化の先に
著 者 安藤真澄
定 価 8800円(税込)
発行日 2021年5月20日
ISBNコード 978-4-623-09071-6
仕 様 単行本・440頁
発 行 ミネルヴァ書房

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