
電通のクリエイティブ・ディレクター、コピーライターである橋口幸生の著書『クリエイティブ・エシックスの時代』が、2月26日に宣伝会議より発売された。
「倫理(エシックス)」という言葉が、ビジネスの世界で急速に存在感を増している。倫理に欠ける企業経営や情報発信はたちまち炎上し、その一方で、高い倫理観が伝わる情報発信や取り組みは評判を生み、企業やブランドの価値を高める。いまや倫理(エシックス)は、企業やブランドの根幹をなす最重要課題であり、ビジネスの結果を大きく左右するようになっている。
「クリエイティブ・エシックス」とは、「世界をより良い場所にするかどうか?」という視点で物事を判断するマインドセットのこと。
世界の優れた広告事例を見ても、ハリウッド映画やNetflixなどのコンテンツを見ても、近年のヒット作にはクリエイティブ・エシックスに基づいたものが多い。クリエイティブの世界では、エシックス(倫理)はもはや炎上対策のために守りの姿勢で取り組むものではなく、これまでにない魅力を持った作品を生み出すためのエンジンとなっているのである。
本書は、現代のビジネスパーソンがいま必須教養として知っておくべき倫理(エシックス)とその事例を解説。「炎上するのが嫌だから守る倫理」ではない、「ブランドをより魅力的に成長させるための倫理」を紐解く、初めての書籍と言える。
人権、ジェンダー、多様性、セクシュアリティ、レプリゼンテーション、気候変動などのテーマ別に、押さえておくべきポイントを具体事例とともに紹介している。
【主な目次】
第1章 | 現代クリエイティブの主流である「クリエイティブ・エシックス」 |
第2章 | なぜ今、クリエイティブ・エシックスの時代なのか? |
第3章 | 人権 |
第4章 | ジェンダー |
第5章 | 多様性 |
第6章 | セクシュアリティ |
第7章 | 気候変動 |
第8章 | バックラッシュを超えて |
著 者 | 橋口幸生 |
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定 価 | 2420円(税込) |
発行日 | 2025年2月26日 |
ISBNコード | 978-4883356201 |
仕 様 | 単行本(ソフトカバー)・272頁 |
発 行 | 宣伝会議 |