創立113周年記念式で石井社長が社員にメッセージ
-強固な意志を持ち、自らの進化への挑戦を-

株式会社電通(社長:石井 直)の創立113周年記念式が、7月1日午前10時から、汐留本社ビル1階の電通ホールで行われ、石井社長が電通グループの社員に向けて所信を述べた。要旨は以下のとおり。

電通グループの歴史は、初代社長・光永星郎が、日本広告株式会社を創業した1901年にまでさかのぼる。当時、先見の明ある一企業家の手でスタートした、間口わずか二間のベンチャー企業が、その後、124の国と地域に拠点を持ち、総勢約4万人の企業グループへと発展するとは、光永社長自身想像もしていなかったと思う。
グループの中心にある電通も、先人たちが確立した強固な事業基盤に守られながら、社員数7,000人を超える企業へと成長した。しかし今、私たちに再び、たゆまぬ変革と進化が求められている。

今こそ必要なのは、113年前に光永社長が抱いていた志、すなわち、ベンチャーを興す企業家精神だと私は考えている。今日、私たちの顧客は、グローバル化を含むさまざまな変革に挑戦している。電通グループが、今後も顧客のパートナーとして共に成長し続けていくために、われわれは、顧客の要求にコミットするだけでなく、顧客の成長にコミットするパートナーへと進化し、顧客の期待を超える価値を創造し続けなければならない。

企業家には、眼前の変化を的確に捉えると共に、未来に向けてこれから起こるさまざまな変化を見通す力が必要だ。そして何よりも、苦しく困難な仕事であっても、自分がなすべき仕事から絶対に逃げることなく必ず成し遂げる、という強固な意志を持ち、揺るぎない覚悟で臨むことが重要となる。企業家精神は、部署の分け隔てなく、一人一人がそれぞれの仕事において発揮すべきものであり、それぞれが目の前にある難しい仕事に正面から挑み続けることができれば、必ず、電通グループは、更なる飛躍と進化を成し遂げることができる。
4代社長の吉田秀雄の遺訓「鬼十則」には、「難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある」という一節があるが、私は電通創業の日に、改めて皆さんと共に、この覚悟を強く心に期したいと思う。

時代の変化を追いかけるのではなく、自ら時代をリードする変化を創り出すべく、私も皆さんと共に、私たち自身の変革と挑戦を、積み重ねていきたい。

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