電通、「仕事・結婚・子育てに関する意識調査2023」を実施

 株式会社電通(本社:東京都港区、社長:榑谷 典洋)は、国内電通グループ横断でSDGs※1に関するプロジェクトを推進する「電通 Team SDGs」のもと、全国15~64歳の2000人を対象に、「仕事・結婚・子育てに関する意識調査2023」(以下「本調査」、調査期間:2023年6月23日~6月26日)を実施しました。調査対象者を「Z世代(15~26歳)」「ミレニアル世代(27~42歳)」「X世代以上(43~64歳)」の3世代2に分け、世代ごとの意識の違いを分析しました。本調査で得られた主なファインディングスは次のとおりです。

【主なファインディングス】
①「結婚選択は個人の自由」(73.9%)「子どもをもつ選択は個人の自由」(69.8%)と考える人は、ともに約7割。

Z世代の半数以上(54.6%)が「転職は自分の人生を良くするための手段である」と考え、4割弱(38.7%)が「当面の生計がたてられれば、非正規雇用でもよい」と考え

Z世代の6割以上(64.4%)が「産休・育休制度のしっかりした職場で働きたい」と考える

X世代以上は、他の世代に比べ「結婚したならば、子どもをもつほうがよい」(39.3%)「子どもができたならば、結婚したほうがよい」(53.1%)と考える人が多い。

注)本調査における構成比(%)は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
※1:SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟193カ国が2016~30年の15年間で達成するために掲げた目標。持続可能な社会をつくるための17の目標と169のターゲットからなる。
※2:本調査(2023年発表時点)では、米国ピュー・リサーチ・センターの定義に準じ、15~26歳をZ世代、27~42歳をミレニアル世代、43~64歳をX世代以上と定義。

【各ファインディングスの詳細】
①「
結婚選択は個人の自由」(73.9%)「どもをもつ選択は個人の自由」(69.8%)と考える人は、ともに約7割。

  • 「結婚するかしないかは個人の自由だ」と考える人は73.9%(「そう思う」「ややそう思う」の合計)。そのうち、「そう思う」と回答した人は全体平均で42.0%、X世代以上(36.4%)は最も低く、ミレニアル世代(49.4%)より13.0ポイント低い。【図表1】
  • 「子どもをもつかどうかは個人の自由だ」と考える人は全体平均で69.8%(「そう思う」「ややそう思う」の合計)。そのうち、「そう思う」と回答した人は38.3%、同じくX世代以上(33.7%)が最も低い。【図表2】

【図表1】
Q. 以下にあげる内容について、あなたの「結婚」に関する考え方としてどの程度あてはまるかお知らせください。
※結婚してから10年以上経つ方は、現在ではなく結婚した当時に考えていたことをお答えください。

「結婚するかしないかは個人の自由だ」

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【図表2】
Q. 以下にあげる「出産と子育て」に関する考え方に最もあてはまるものをお知らせください。
※子どもが10歳以上の方は、現在ではなく子どもをもった当時に考えていたことをお答えください。

「子どもをもつかどうかは個人の自由だ」

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②Z世代の半数以上(54.6%)が「転職は自分の人生を良くするための手段である」と考え、4割弱(38.7%)が「当面の生計がたてられれば、非正規雇用でもよい」と考える

  • 「転職は自分の人生を良くするための手段である」と考える人は全体平均で48.2%(「そう思う」「ややそう思う」の合計)。世代別では、Z世代(54.6%)が最も高く、ミレニアル世代(52.8%)、X世代以上(43.4%)と続く。【図表3】
  • 「当面の生計がたてられれば、非正規雇用でもよい」と考える人は全体平均で30.1%(「そう思う」「ややそう思う」の合計)。Z世代(38.7%)が最も高く、同じく若い世代ほど高い。【図表4】

【図表3】
Q. 20~30代の就職に関する考え方に、最もあてはまるものをそれぞれお知らせください。
※該当年齢ではない方は、ご自身がかつてどうだったか/今後どうなりたいかでお答えください。

「転職は自分の人生を良くするための手段である」

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【図表4】
Q. 20~30代の就職に関する考え方に、最もあてはまるものをそれぞれお知らせください。
※該当年齢ではない方は、ご自身がかつてどうだったか/今後どうなりたいかでお答えください。

「当面の生計がたてられれば、非正規雇用でもよい」

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Z世代の6割以上(64.4%)が「産休・育休制度のしっかりした職場で働きたい」と考える。

  • 「育休や産休の制度がしっかりしている職場で働きたい」と考える人は全体平均で53.5%(「そう思う」「ややそう思う」の合計)。特に、Z世代(64.4%)は、全体より10.9ポイント高い。【図表5】

【図表5】
Q. 「仕事と家事育児の両立」に関する考え方として最もあてはまるものをお知らせください。
※現在働いていない/育児をしていない方は、ご自身がかつてどうだったか/今後どうなりたいかでお答えください。

「育休や産休の制度がしっかりしている職場で働きたい」

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X世代以上は、他の世代に比べ「結婚したならば、子どもをもつほうがよい」(39.3%)「子どもができたならば、結婚したほうがよい」(53.1%)と考える人が多い。

  • 結婚したならば、子どもをもつほうがよい」と考える人は全体平均で34.8%(「そう思う」「ややそう思う」の合計)。世代別では、X世代以上(39.3%)が最も高く、ミレ二アル世代(31.2%)、Z世代(27.1%)と続く。【図表6】
  • 「子どもができたならば、結婚したほうがよい」と考える人は全体平均で50.7%(「そう思う」「ややそう思う」の合計)。X世代以上(53.1%)が最も高く、同じく年齢が上の世代ほど高い。【図表7】

【図表6】
Q. あなたの「結婚」に関する考え方としてどの程度あてはまるかそれぞれお知らせください。
※結婚してから10年以上経つ方は、現在ではなく結婚した当時に考えていたことをお答えください。

「結婚したならば、子どもをもつほうがよい」

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【図表7】
Q. 以下にあげる「出産と子育て」に関する考え方に最もあてはまるものをそれぞれお知らせください。
※子どもが10歳以上の方は、現在ではなく子どもをもった当時に考えていたことをお答えください。

「子どもができたならば、結婚したほうがよい」

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【調査概要】
・目的:日本国内における仕事・結婚・子育てに関する世代による意識の違いを把握するため
・対象エリア:日本全国
・対象者条件:15~64歳(性別回答選択肢「男性」「女性」「その他・答えたくない」)
・サンプル数:2000人
・調査手法:インターネット調査
・調査期間:2023年6月23日~6月26日
・調査機関:NEW STANDARD株式会社(設計協力)、株式会社クロス・マーケティング(実査協力)

※ 年齢と居住地域(政令指定都市エリア・町村群エリア・その他エリア)で割り付け回収を行い、エリアと性別の偏りを是正するためウェイトバック集計を実施。n数、%はウェイトバック後のスコアを記載。

以上

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