クルマと移動の未来から見えた、Xross Reversibleという世界。 企業の未来構想の支援に向け、生活者意識調査「変化の兆し100の問い」実施

  • 調査レポート

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2020年7月22日

 株式会社電通(本社:東京都港区、社長:五十嵐 博、以下「電通」)は新型コロナウイルス後の社会における"クルマと移動の未来"にフォーカスした生活者調査「変化の兆し100の問い」を2020年6月下旬、全国16~69歳の男女7,000名を対象に実施しました。

 新型コロナウイルス拡大の影響により、生活価値観やライフスタイルは大きな変化を余儀なくされています。この不可測な事態においては、未来を予測するのではなく何を選択していくのか、さらに選択した答えをどう意義あるものにしていくのかが重要といえます。

 本調査は、以下2点の視点から未来の兆しを捉えることを目指しています。

  1. クルマと移動の未来の兆しを捉えるために、生活価値観やライフスタイル、さらには地球環境・社会システムに至る広い範囲で一貫した調査・考察を行う。
  2. 顕在化していない兆しを捉えるために、対となる2択のシングルアンサー100問を問い、生活者自身が未来への答えを実際に選ぶ調査手法を採用する。

 調査では、対立する2択の回答が拮抗する項目が見られました。これまで両極端と見えていたものが、実は隣り合わせである。そのことに気づき、その双方とも選び取っていこうとする生活者の意志が、そこに表れています。下記はその特徴的な結果の一部です。
・「買い物はオンラインがいい」49%、「買い物はリアルの店舗がいい」51%
・「移動しないことの価値を感じた」45%、「移動することの価値を改めて感じた」55%
・「5~10年後、運転するのは贅沢な時間になっていく」59%、「無駄な時間になっていく」41%

 結果の分析と考察によって得られたインサイトから兆しを捉え、未来構想のヒントとなるべく導き出したのが、「Xross Reversible(クロス・リバーシブル)」という新たな概念です。

「Xross Reversible(クロス・リバーシブル)」
新型コロナウイルスをきっかけに、不必要なものが急速に淘汰されていく世の中において、それでも残り続けるべきもの、さらには分断・対立するものを、二者択一、妥協を前提とせず、意志を持って柔軟に選び取っていこうとするマインドや行動を指す概念です。

今回公開する項目は、本調査の一部となります。今後、公開範囲外の結果も活用した分析および考察により、顧客企業の未来構想を支援していきます。

<「変化の兆し100の問い」主なファインディングス> 

本調査において各チャプターで得られた主なファインディングスは、以下になります。
(調査設問は一部抜粋となります。)

1.地球環境・社会システムの未来の兆し

「カオス」から「ピュア」へ。

世界が人間本位に不要な多角化を繰り返していたことに気付き、必要なものだけを残し、再配置していこうとする兆しが見えた。

Qコロナに直面する世界で見えてきたのは、無駄か?それとも不足か?(Q2
    世界には無駄なものが多すぎることに気づいた 69%
    世界には足りないものが多すぎることに気づいた 31%

 

2.人類の未来の兆し

「窮屈な自立」から「柔らかな自律」へ。

これまでの生活における不要不急を削り、過度な他者依存から脱し、意志を持って自分の人生を選び抜く自律的な生き方を志向する兆しが見えた。

Q:コロナ後の世界を生き抜く上で必要なのは、自生か?それとも共生か?(Q55)
    人に依存しなくても大丈夫なようにしっかりしたい 69%
       いざというときに頼れる知人を得たい31%

 

3.移動の未来の兆し

 「物理的移動」から「意味的移動」へ。

人類は「動かないこと」の価値を見いだしたと同時に、わざわざ行く価値や会う価値があるといった「かけがえのない移動」に関しては、これまで以上に価値が高まる兆しが見えた。

Q:コロナに直面する中で浮き上がったのは、移動の価値か?移動しない価値か?(Q62
    移動しないことの価値を見いだすことができた 45%
    移動することの価値を改めて感じた 55%

 

4.クルマの未来の兆し

「マスプロダクト」から「カインドプロダクト」へ。

移動手段という単一的な価値を超え、移動したくなるモチベーションを生み、人間の気持ちを理解し、ともに行動するプロダクトとなる兆しが見えた。

Q510年後の未来、運転することは贅沢な時間か?それとも無駄な時間か?(Q78
    自分でクルマを運転するのは贅沢な時間になっていく 59%
      自分でクルマを運転するのは無駄な時間になっていく 41%

 

5.クルマの今の兆し

「ドライブ」から「アライブ」へ。

労働環境や家庭環境の変化に伴い、居住スペースもしくはワークスペースなど、本来の用途を超えた役割をクルマに見いだす兆しが見えた。

Q:コロナによる制約下において、クルマに進化の余地を感じたか?それとも限界を感じたか?(Q100
    移動空間としてさらに機能拡張し便利になる期待がある 71%
    移動手段としてこれ以上あまり進化しないと思っている 29%

 

<調査概要>
タイトル:「変化の兆し100の問い」調査
調査手法:インターネット調査
調査時期:2020年6月26日(金)~6月29日(月)
エリア:全国
対象者:全国16~69歳の男女
サンプル数:7,000サンプル
調査内容:新型コロナウイルス感染症に対する価値観・行動・移動・クルマの意識変化など
調査機関:株式会社電通マクロミルインサイト  

以上

<参考:「ウェブ電通報」関連記事>
 https://dentsu-ho.com/articles/7422

このページに関するお問い合わせ先
【リリースに関する問い合わせ先】
 株式会社電通 広報局 事業広報部
        小田、半田
        Email:koho@dentsu.co.jp

【本調査(事業)・レポートデータに関する問い合わせ先】
       「変化の兆し100の問い」チーム
        鹿川、長野、宇都宮、赤塚
        Email:100q@dentsu.co.jp

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