電通において、「場所」視点から地域課題の解決を目指す専門組織「電通abic project*」のメンバーが執筆に参加した書籍『場所のブランド論 プレイス・ブランディングのプロセスと実践方法』が、4月18日に中央経済社より発売された。
本書は、地区、都市、沿線、島など、人々にとって身近な「場所」をブランド化し、地域活性化につなげる「プレイス・ブランディング」の入門書である。「場所」を人間中心にとらえてブランディングする「プレイス・ブランディング」の基本的な考え方を整理し、地域活性化実現のための4つのステージについて解説している。また、豊富な事例と有効な手法を 組み合わせ、初心者にも理解しやすいように構成されている。
自治体や企業・個人で街づくりに携わる人だけでなく、一般のビジネスパーソン、経営者、事業者など、これまで地域活性化に関わりのなかった人から、次世代を担う高校生や大学生に至るまで、「場所」視点から地域課題の解決を目指す人に向けた入門書となっており、企業のブランディングやマーケティングにも活用することができるだろう。
【目次】
第1章: | 場所とは何か |
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第2章: | プレイス・ブランディングの定義とプロセス |
第3章: | 場所の意味を探索する |
第4章: | 場所の意味をつくる |
第5章: | 協働する |
第6章: | 共創する |
第7章: | 共有価値を生み出す |
第8章: | 場所の意味を共有する |
第9章: | メタバース時代のプレイスとは |
* | 2005年に活動を開始。abicは「area branding incubation」の略語。マーケティング・ブランディングの専門知見をもつメンバーが所属し、産学協働を通じて「プレイス・ブランディング」による「場所」視点から地域課題の解決を目指すプロジェクト。 https://www.dentsu.co.jp/abic/ |
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著 者 | 宮崎暢、佐藤真木ほか |
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定 価 | 3080円(税込) |
発行日 | 2023年4月18日 |
ISBNコード | 978-4-502-45621-3 |
仕 様 | 単行本(ソフトカバー)・208頁 |
発 行 | 中央経済社 |