子どもたちが多様な性のあり方、自分らしさを学ぶために

 株式会社電通(本社:東京都港区、社長:榑谷 典洋)においてダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン領域の調査・分析、ソリューション開発を行う専門組織「電通ダイバーシティ・ラボ」※1による児童書『みんなで知りたいLGBTQ+ LGBTQ+を知ろう(第1巻)』が、文研出版から5月30日(月)に発売されます。小学校中学年からを対象にしたLGBTQ+※2の児童書で、全5巻(第2巻6月、第3巻7月、第4巻8月、第5巻9月)での発売となります。



LGBTQ+児童書書影.jpg文研出版、AB版、40ページ、3,080円(税込)
ISBN:978-4-580-82502-4
企画 電通ダイバーシティ・ラボ(増山晶、福居亜耶、絹谷公伸)
監修 認定NPO法人 ReBit

 電通ダイバーシティ・ラボが実施した「LGBTQ+調査2020」※3では、約8割の人が「LGBTとは性的少数者の総称のひとつである」ことを知っていると回答するなど、セクシュアル・マイノリティへの社会の認知は高まっています。「小・中学校の年齢で十分な性教育を受けることが必要だ」と考える人も8割を超えていますが、2017年に告示された小中学校の学習指導要領では、LGBTQ+に関する学習内容は盛り込まれておらず、有用な副教材が求められています。

 本書では、電通ダイバーシティ・ラボが10年前から取り組んできた知見を生かし、「性別ってなんだろう」「自分らしさってなんだろう」という身近な疑問から、LGBTQ+やアライなどの言葉の意味、多様性の歴史や未来の社会についてまで、小中学生を対象に能動的な調べ学習を促す工夫を施しています。小中学生が「多様な性のあり方」について学ぶことができるよう、豊富な調査データ・最新事例・マンガ・ワークシートなどを使い、子どもたちだけでなく誰にとってもLGBTQ+について知り、考え、行動するために役立つ本です。

 全5巻にわたって構成されており、学校で、図書館で、家庭で、「みんなで知りたい」ことについて、順を追って学びを深めていくことができるシリーズになっています。


● 第1巻 LGBTQ+を知ろう(2022年5月30日発売)
【目次】
はじめに 性別ってなんだろう 
1 多様性ってなんだろう
2 LGBTQ+ってなんだろう
3 LGBTQ+の実態

LGBTQ+児童書セット.jpg
● 以下、順次発売予定。
第2巻 自分らしさを大切にしよう(2022年6月30日発売)
第3巻 アライになろう(2022年7月30日発売)
第4巻 多様性の歴史を学ぼう(2022年8月30日発売)
第5巻 未来をみんなでつくろう(2022年9月30日発売)

※1 2011年に創設。ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン視点で、自社と顧客の双方に対するソリューション開発と提供を推進する、電通の組織横断型専門タスクフォース。「ジェンダー」「障がい」「多文化」「ジェネレーション」の4つの主要テーマを中心に、20ほどの独自プロジェクトと100人ほどのメンバーで活動を続けている。子どもを取り巻く社会課題を可視化することを起点としたDE&I実現への貢献や、独自の調査・研究および外部の専門家・研究機関・当事者団体などとの協働により、各種ソリューションの開発・提供や情報発信も行っている。https://dentsu-diversity.jp/

※2「LGBTQ+」
LGBTQ+とは、レズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシュアル(B)、トランスジェンダー(T)の頭文字であるLGBTに、LGBTだけでは表せない多様な性のあり方(Q+)を組み合わせた、セクシュアル・マイノリティの総称。


※3 電通、「LGBTQ+調査2020」を実施
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2021/0408-010364.html


以上

このページに関する
お問い合わせ先

【本インフォメーションに関する問い合わせ先】
 株式会社電通 広報オフィス 広報部
        松島、王、抱井  
        Email:koho@dentsu.co.jp

【書籍に関する問い合わせ先】
 株式会社電通 電通ダイバーシティ・ラボ   
        増山       
        Email:diversity@dentsu.co.jp