6_アニメーション
解説
『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座(あかざ)再来』は2026年4月時点で興行収入が400億円を超え、海外での興行収入も1000億円を超えている。グローバルなアニメ市場拡大を見据え、大手映画製作社ではアニメ部門を柱とした組織改編が行われてもいる。動画配信サービスでは作品数充実が図られ、既存アニメタイトルの独占配信権を得るための投資も盛んになっている。こうした流れの中で、地上波放送のアニメ放送枠も増加傾向にある。

(1)市場
図表6-2
2024年のアニメ市場規模は4113億円(前年比107.1%)。各サブスクリプションサービスで価格改定が行われる中、広告付きの安価なプランも用意され加入者が増加した。また、地上波アニメも放送枠の拡大を通じて市場拡大に寄与している。

図表6-3
アニメ製作・制作会社の売上高の内訳をみると、2024年は「海外」が構成比25.5%の1185億円で売上高全体の4分の1を占めている。これに「商品化」「テレビ放送」「配信」が続く。

発行元リンク:日本動画協会
図表6-4
劇場用アニメの2024年の推定興行収入は903億円となった。特に邦画の劇場用アニメが盛況で、100億円を突破した作品が2作品あったほか、シリーズ作品も堅調に推移した。

図表6-5
地上波放送のアニメ放送枠・放送本数は増加傾向にあり、2024年の年間放送本数は2607本であった。
図表6-6
2024年のアニメビデオソフト市場は288億円(前年比105.5%)。

(2)配信
図表6-7、図表6-8
アニメ配信市場は2024年に2508億円(前年比109.1%)と拡大傾向が継続。同年の映像ソフト配信市場に占めるアニメの割合は47.5%であり、アニメは日本の動画配信サービスにおいて最も重要なジャンルの一つとなっている。


(3)関連市場
図表6-9、6-10
アニメ関連のライブエンターテインメント市場は2023年に1000億円を超え、2024年は1225億円(前年比113.3%)まで拡大。内訳ではアニソンライブが構成比34.0%、2.5次元ミュージカルが27.0%と大きなシェアを有している。

発行元リンク:日本動画協会

発行元リンク:日本動画協会
図表6-11
日本アニメの海外市場は2024年に2兆1702億円(前年比126.0%)となり、初めて2兆円を超える規模へと成長した。世界各国・地域の動画配信サービスの成長が日本アニメの需要をけん引している。

発行元リンク:日本動画協会
図表6-12
2023年度の放送コンテンツの海外輸出額においても、アニメは全体の約9割を占めており、重要な柱となっている。

(4)ユーザー
図表6-13
過去1年間のアニメ映画鑑賞経験の調査(2025年、東京50km圏)では、20.2%が「行った」と回答している。10代、20代がその中心となっているが、女性では40代が26.1%と30代を上回る結果となっている。
図表6-14
テレビ番組嗜好(しこう)ジャンルの調査(2025年、東京50km圏)では、普段見ているテレビ番組ジャンルとして、「テレビアニメ」「アニメ映画」と答えた割合が最も高かったのは、男性、女性ともに、12~19歳であった。
図表6-15
動画配信サービスの「アニメ」視聴経験(過去3カ月)の調査(2025年、東京50km圏)では、男女ともに、動画配信サービス利用者のほぼ半数が、過去3カ月にアニメを視聴した経験があると回答している。




