7_ゲーム

解説

2024年のゲーム市場規模は2兆1600億円(前年比97.8%)となった。背景として、2025年に約5年ぶりとなるコンソールゲーム機の新機種投入を控えた動きが市場に一定の影響を与えた可能性がある。ゲームソフト分野においては、開発コストの増加や開発期間の長期化といった構造的な課題が見られる中、今後の動向が注目される。アーケードゲーム市場においては、コロナ禍前の水準まで回復している。

産業構造図

(1)ビデオゲーム市場

図表7-2

2024年のゲーム市場規模は前年比97.8%の2兆1600億円となった。内訳では、オンライン・ソーシャルゲームが市場の中心を占め、長期的に拡大傾向にある。

図表7-3

ゲーム参加人口の推移を見ると、家庭用テレビゲームはおおむね2000万人前後で推移しており、長期的には横ばい傾向にある。ゲームセンター・ゲームコーナーはコロナ禍の2020年に大きく減少した後、回復の動きが見られる。

図表7-4

国内ビデオゲーム市場は、2020年以降に拡大し、2023年にかけて高水準で推移したが、2024年は5720億円(前年比87.5%)とやや減少した。

(2)オンラインゲーム市場

スマートフォンによるゲーム市場が拡大に転じる

図表7-5

2024年のスマートフォンによるゲーム・ソーシャルゲーム等市場の規模は1兆6296億円となり、前年比で112.1%増加した。

図表7-6

2024年のオンラインゲーム市場規模は513億円(前年比94.3%)である。

図表7-7

平日と休日のゲームプレー時間を比較すると、いずれのデバイスにおいても休日はプレー時間が長くなる傾向が見られる。特にコンソールゲームユーザーにおいてその傾向が顕著である。

図表7-8

eスポーツに興味がある人のeスポーツへの参加状況(2024年)を見ると、「動画や配信で観戦したことがある」が51.1%と最多となっている。「選手や監督として参加・出場したことがある」は男性3.9%、女性2.0%と限定的な状況にある。

(3)アーケードゲーム市場

図表7-9

アーケードゲーム市場は、コロナ禍の2020年に一時的な落ち込みが見られたものの、その後は回復基調で推移し、2024年は4630億円(前年比103.6 %)と拡大している。参加人口も同様に持ち直しの動きが見られ、近年は回復傾向にある。

図表7-10

ゲームセンター数は長期的に減少傾向で推移してきたが、近年は下げ止まりの動きが見られ、2024年のゲームセンター数は前年比102.3%の4007店と増加に転じている。